昨日は水彩画仲間と茨城県の五浦海岸へスケッチ旅に出掛けた。車で片道2時間チョットの場所だが若いKさんが運転をしてくれて安全に旅が出来た。旅先でも荷物を持ったり階段を下りるような時に助けてくれたりで感謝している。
五浦海岸には岡倉天心の六角堂、邸宅、記念碑などは「茨木大学五浦美術研究所」という変わった名前で五浦公園内にあった。入場料350円で敷地内を散策してから。岩に波が打ち付ける美しい海岸風景をスケッチした。
屋外写生では絵が下手でも「上手いねー」とスケッチを眺められる、観光地では特に多くの目にさらされ耐える覚悟が必要だ。埼玉県から車で来たと言う高齢者夫婦と交流が出来た。いろいろ話していると同年齢とわかり、お互い頑張ろうと意気投合した。
大津港では停泊している大小の漁船群を写真に収め後で描きたい構図にするため歩き回った。その後は漁協直営市場食堂で名物の「あんこうどぶ汁」を味わった。見た目は悪いが濃厚な味で美味しかった。
近くの高台に茨城県天心記念五浦美術館があり景色も良いので行ってみたらと食堂の人に勧められ訪問することにした。
行ってみると清潔感と上品さのある美術館で品が良く凛とした趣きがあった。間島秀徳展が併設され「天地無常」という抽象的な作品だが墨や絵の具を水の動きを表わしている圧倒的な「風景」に感動した。
帰途で海岸近くの浜辺にあった漁船の姿を近くで見ようと小さな漁港を歩いた。付近の住人らしき釣り人に仕掛けや餌の話を聞いた。「キス」という魚を釣ってこの今晩のおかずにするのだと話してくれた。
一日で三か所のスケッチが目標だったが、今回も一枚のスケッチしか出来なかった。
しかし海岸風景や漁港や大小の漁船を眺め、海鮮料理を食し、美術館でアートの鑑賞など思い出に残る一日だった。
スケッチ旅に誘ってくれ運転まで引き受けてくれ、現地では構図や彩色などのアドバイスなどしてくれたKさんには有難く感謝したい。