那須の緒(第17号)

栃木県北の地域に根をおろしている「那須の緒」という詩誌の第17号が手元に届いた。

味わい深い詩やエッセイが載っているので毎号楽しみに読んでいる。今回は宮部紀子氏の「コントラバスの奇跡」というエッセイが目に留まった。

心が疲れ萎えた時に聴いている川原康則氏のソロ・アルバムCDにまつわる一文だ。

「コントラバスの奇跡」の音色に包まれながら思い出に浸る姿が浮き上がった。

音楽は空腹は満たせないが心を潤したり元気にできる、先日の20㎞のチャリティーウォークでも一人歩きの時はモーツアルトを聴きながら歩いたのだった。

この詩誌のなかで出会った貝塚津音魚氏の「自然の中にあった手」という詩にも共感を覚えた。

表紙絵の相澤弘邦作品「田園の詩16」は会津喜多方の田園風景のようだが青空と緑の原っぱを背景にタチアオイの花が生き生きしてる。このような空間の表現を水彩画に参考にしたいなぁと思ったが・・直ぐに無理だなぁ~となった。