自動車や電気機器部品の電気メッキの
目的は耐食性だが、装飾性も要求項目に
あるから表面状態の良しあしが問題に
なり、メーカーで良品と判断しても
受け入れ側でダメとなれば不良品なのだ。
可能な限り表面状態を一定にしたいが
電気化学反応だから難しい面がある。
私が勤務している会社の品質会議で
不良対策のテスト結果が発表された。
内容は小さな改善かもしれないが
目的→実験→効果の確認、のプロセス
を新人課長が身に着けて品質向上対策
を進めている事に感動すると同時に、
高く評価した。この不良対策の成果の
広がりは大きい筈である。
中小企業でも現場とスタッフが一緒に
なって改善を推進できる雰囲気は
大切である。
指示命令の遂行だけでなく職場の
課題解決型への職場作りは、課題の
共有化、一体感が満足感につながる
筈であり期待したい。