パリ五輪が終わって感じたこと

パリ五輪が終わったが今回の五輪中継はあまり見られなかった。それだけ趣味などに時間を使ったが、ニュース番組で繰り返し出る体操、柔道、やり投げ、レスリングなど金メダルを取った映像を見ながら日本選手の活躍に拍手した。

国別のメダル数が合計45で日本は第4位になっているのに驚いたが選手と関係者に良く頑張ってくれたと率直に喜びたい。パリ五輪の日韓のメダル数は日本が合計45個(金20,銀12、銅13)に対して韓国は合計32個(金13,銀9、銅10)で日本が圧倒した。

常にライバル同士の日本と韓国のメダル数の競争に関しては思い出が残っている。2008年に北京オリンピックがあった時に私は韓国に住んでいたので強く感じたことがあった。この時のメダル数は韓国が合計41個(内金メダルは13個)だったのに対し日本は合計25個(内金が9個)であった。周りの韓国人は日本は弱いねという話しが多く韓国人が優越感を感じていた。

次の2012年のロンドンでも金メダルは韓国が13個、日本7個であった。人口が半分以下の韓国の方が何故いつもメダル数が多いのか?メダルの数だけが重要ではないが気になった。そこでいろいろ調べて私なりに分析し韓国が強い理由として次のように思った。

1、強い種目を集中的に国が支援している。
2、北方系の体格の差も日常感じている(韓国人の骨太)。
3、日常生活の中で国と為という強い愛国心がある。
4、歴史的に抗日精神が強い。
5、兵役があるので体力が強化される。

日本では参加することに意義があるような雰囲気があった。日本政府や関係団体もこれではマズイと思ったのか選手強化が企業や競技団体が主体であったものから、政府がスポーツ庁を作ったりナショナルスポーツセンターなども作り選手強化を図り出した。

その成果が出て来たのが2016年のリオで韓国の金メダル9個に対して日本が12個と初めて逆転したのだ。東京五輪は自国開催とはいえ日本の金メダル27個に対して韓国は6個でメダル数では圧倒した。

国際スポーツは何のために、誰のためにやるのか?メダルの数の競争には何の意味があるのか?いろいろ考えたが競争なら負けて良い筈はない。