月刊文春の拾い読み

今日は、病院で検査待ち時間で毎月購読している「月刊文藝春秋」12月号の拾い読みをした。

藤原正彦氏の「亡国の改革至上主義」と佐藤優氏の「権力論」が面白かった、面白いなんて言っては失礼かもしれないが思わず成る程と考えてしまった内容だった。

改革の中でデジタル教科書なんていうものは亡国の改革、IR誘致は持統天皇以来禁止されている下品な賭博の誘致で「筋の悪い手」と氏はいう。

私が共感したのは「本棚に並ぶ本は身らの歩んだ軌跡であり、自分が造った宝物だ、いつでも手元における活字本は反芻により深められる」という考えだ。

いつも整理してリサイクルショップに出せと言われても何故か抵抗してきた。部屋に積んで置くと心が落ち着くのだ。

滅多にないが出してパラパラ読むことがある。

あぁ・・入院中に読んた司馬遼太郎の数冊は取り出して読み返すと一ヶ月間のあの時の病院生活が蘇ったりする。だから軌跡であり、宝物というのは本当だと思った。

権力論では学術会議問題の深層についていろいろ書いているが真実はいったいなのかは歴史が教えてくれるのを待つしかないな。

拾い読みした