ディスプレー電話機で大騒ぎ

友人に詐欺電話でもう少しで500万円とられそうになった話しを聞いたり、ニュースでも年寄りが詐欺に遭う話も減らないしアポ電という卑劣な事件もある。我家の固定電話にかかってくる電話の9割は売り込み電話だからディスプレー電話機に切り替えて知人以外は拒否設定をしようと考えた。

家電量販店でディスプレー電話機を買って来たまでは良かったのだが、その後にいろいろあって大変だった。

まず、取り替えようと電話機の説明書を読んだら電話機のコードについては「必ず付属品の6極2芯コードを使ってください」と書いてある。我家のコードをみると6極4芯コードで天井を這わせているので付属のコードでは短すぎて工事屋に頼む以外にない。

電話機の説明書内容

購入した店に出向いて我家は「6極4芯コード」であるし「電話コードについては購入時に何も聞いてない」と話したら担当者は問題ないから繋いでみてくださいとの返事だった・・ヘェ~そんなものかなと思った!

説明書を再び読んだら「この電話機はアナログ用」とあった、あれ・・現在使っているのはフレッツ光回線だからデジタルではないのか、大丈夫なのか?と再度販売店に電話した。

店員の話は「一般家庭ではこの電話機で問題は無いからともかく使ってください」との返事、なぜ問題ないのかわからいまま繋いでみたら問題なく使えるのでまぁ~良かった。

ディスプレー電話機

使えるから問題ないでは、気持ちがスッキリしないし理屈を知りたいのでNTTのサポートセンターに聞いてみた。

アナログ電話機を使うのですが・・フレッツ光の回線はデジタルですかアナログかと質問したら返事は「フレッツ光はIP電話回線です」だった、IP電話???

また、何だか訳が分からなくなった。そこで思い出したのは昔の現役時代に携帯電話を設計していた知人だ。

早速電話してわかったことは、電話会社からの線は光ケーブルになっていて各家庭には光ファイバー終端機器(ONU)がある。ONUまでは光ファイバーだがONUはアナログ信号とデジタル信号の相互変換する機器でIP電話は伝送に使うのでインターネット回線というデジタル回線であるが従来のアナログ回線用の電話機で使えるということだった。

知識がない悲しさ、分かったと言ったが・・・要はアナログ電話機が使えるということで自身を納得させた。

またケーブルの方は電話局からの電話線は、2本で一組で6極2芯のケーブルで充分らしい。しかしビジネスホンやホームテレホンでは通話用と制御用でそれぞれ2本ずつ4本使うので6極4芯になるが一般の家庭電話では6極2芯のケーブルで問題ないことがわかった。

今回の件で感じるのは顧客が困って電話するのにサポートする窓口の人はマニアルに無い内容など余計なことにはしゃべるなと教育されているのかなと思ったのといろいろ勉強になった。これからNTTと契約するのみである。

光ファイバー終端機器(ONU)