晴耕雨読は夢で終わるか!

自然豊かな森の中にひっそりと「大人のための秘密の隠れ家」を作り晴耕雨読の生活をしたかった。豪華なものは無くても、目に飛び込んでくる豊かな四季の移ろいと、耳を澄ませば聞こえてくる森のせせらぎがある。

晴耕雨読とは、世間のわずらわしさから離れて、悠々自適の暮らしを送ることのたとえだ。

晴れた日は畑を耕し、雨の日には家で読書をたのしむように、のんびりとした生活を送ることから。体を使って汗を流せる喜びと、頭を使える楽しみは、人間にとって理想的な生活である。

20年前に山林を入手して夢の実現を果たそうとしたが、現実は隠遁生活のような事は出来なかった、地域社会があり、家族がいる、仲間がいる、趣味がある、勉強がある。

いろいろな、しがらみがあると思っていたらアッと言う間に80歳になってしまった。最近は趣味の面白さや「ひとり旅」で歩き回り汗を流せる喜びと、頭を使える楽しみをしている。

今日は山小屋を建てる予定だった敷地の伐採に汗を流してきた。このまま、時間が過ぎて行くと晴耕雨読の生活は夢で終わる。そもそも悠々自適な生活なって無いのが一般的で普通人の現実ではないのかと感じた。

自然豊かな森は昔も今も変らない

と感じている。