1995年から約20年間を韓国の中小企業の技術顧問として滞在したが、会社が提供してくれた住居はソウルの事務所と龍仁市にある工場の中間にある城南(ソンナム)市・盆唐(ブンダン)という新興都市だった。ここからソウル事務所も工場も約30分で行けるので便利な場所だった。
城南市に住んで4年後の2010年の市長選挙で李在明という人が市長に当選した。私は政治問題には興味がなかったが、韓国人の同僚から李在明市長は今までと違ってかなり改革をかなり強引に進めて若い市民からは支持されているという話を聞いたことがある。休日に行く公園が早いスピードで整備されたことも思い出す。
尹錫悦前大統領の厳戒令には唖然としたが、今回の大統領選挙で城南市市長だった左派の「共に民主党」の李在明大統領に変わったので昔の思い出がよみがえった。
日本では反日的になるのではと心配する面もあるがビジネス関係では私が在韓当時から日韓の政府間の葛藤があってもビジネスの協力関係は深まっていた。現在ではより親密になっている筈である。またお互い市民レベルの交流もコロナ以降は格段と活発である。
李在明新大統領は以前に「依然として日本は敵性国家」であるとかの過去の反日的発言は封止して、大枠の日韓の政府間関係は断ち切れないし元には戻せないし韓国人特有の変わり身の早さもある(私見)ので「竹島(独島)領有権問題」以外は日韓関係は変わらないだろうというのが私の思いであり希望である。