今日は終戦の日、1945(昭和20)年8月15日の正午、
昭和天皇はラジオを通じ、日本の降伏を国民に伝えた。
満州事変から日中戦争、太平洋戦争へと拡大した戦争は15年間だった。
政府によると、日本の戦没者は軍人・軍属230万人、民間人80万人。
アジア・欧米諸国にも多くの犠牲をもたらした。
今日は政府主催の全国戦没者追悼式が東京都の日本武道館で開かれ、
日中戦争と第二次大戦での犠牲者を悼んだ。
天皇陛下はおことばで、「過去を顧み、深い反省とともに」と述べ、
戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願うと続けた。
大戦について「深い反省」との表現を使い、平和を祈る気持ちを示された。
今日は戦争による犠牲者に対する追悼と不戦の誓いをする番組が
多くなるが今年はリオのオリンピックばかりである。
平和の祭典であるオリンピックを見て、日本選手を応援するのもいいことだ。
しかし今日ぐらいは71年前に実際に起きてしまった、戦争の悲惨さに
思いを馳せることも必要ではないか。