昔の協力会からの招待

 現役時代に資材関係の責任者として近郊の小規模会社
と取引を開始した。その後に協力会を設立し活動として
技術向上のための講演会や見学会、時には海外会社への
訪問交流などを通して切磋琢磨した思い出がある。

 先日、突然に当時の協力会の会長だった人から連絡があり
昔の仲間が集まるので出席し近況など話をしてもらい
たいと招待された。

 現在は、経済環境も変化しているので協力会も無くなり
親企業と下請企業の関係もドライになっているようだ。
むかし、共に苦労した経営者に懐かしく会ってみたくなり
出席することにした。

 数十年ぶりに7社の経営者と会食したのは先週末だった。
皆さんそれぞれ年老いていた、息子に二代目を引き継いだ
人やまだ現役で頑張って経営している人もいた。

 話を聞いてみるとどの企業でも自社商品を開発したい、
自社しか出来ない技術を身につけ売り込みたい、という
願望はあるようだが依然として下請け企業から抜け出せ
ないのが現実だった。

 自社商品を開発しても販売に失敗した例も聞いた。

 TVドラマにあった「下町ロケット」のようなことは
人材難と資金難、販売難で実現出来ないもの現実だ。

 親企業に面と向かって話が出来ない代わりに集まって
不満や愚痴をいうのも以前から同じだったかもしれない。

 しかし、小さいながらもどっこい逞しく生きている企業
であるのも現実だった。

 これからの生き方についてそれぞれ話を聞いたが・・・
 最後は健康第一で頑張ろうで締めた。

nasu091021