書籍「妻のトリセツ」を読んだ感想

女性は左脳が発達している、地図が読めない、言語能力に優れ、感情的になりやすく、そしておしゃべりが好きぐらいは以前から知っていたが、本屋で「妻のトリセツ」というベストセラー本を何気なく手に取ってパラパラと立ち読みしたら面白そうなので買って定期健診の病院での長い待ち時間に一気に読んでみたらカミさん対応として参考になった(^_^)v。

内容は著者の脳科学の立場から男性脳と女性脳の違いを書いたもので著者は脳科学、人工知能の研究者で女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。

私と家内の場合は50年の長い間一緒に生活しているので今やお互いに空気のような存在で一緒に居なければ生きては行けないのが実情だ。

家内と一緒に行動する時に時々ナゼ、と思う時がある。私には大した事でもないのに、電気の消し忘れやカーテンの開け閉めの鋭い指摘や外出時の「車だけは気を付けて」と同じ言葉の繰り返し、買い物で車に乗せると、私は解っているのに「右だよ、ウインカー出して」など余計なことをいう。

反論はしない、黙して語らず、我が家の平和を守るのだと思っていたのだがこの本を読んで「なるほどそうだったんだ」と感じることが多かった。

女性脳は、自らの身を守らないと子供が無事に育てられないため、危険回避のためのネガティブトリガー(過去の記憶を負の感情とともに出す引き金)のほうが発動しやすい傾向にある。身の回りにいる自分より力が強いものには特にそうなる。

その一方で、全身で頼ってくる小さき者にはポジティブトリガーが発動されやすい・・・だから「夫にはひどく厳しく、子どもやペットにはべた甘い」のだ。女性脳を理解するために夫は読むべし!

例えば妻が「腰が痛い」と訴えたとき、夫は「病院行きなよ」とか「湿布を貼ったら?」と言ってしまうが、これがダメだという。男性は「問題解決脳」なので素早く解決することをよしとするが、女性が求めているのは「共感」だと説く。

男性脳と女性脳という区分の仕方があるのはこの本で始めて知った、この本を読んで女性脳を理解して家庭内の平和を維持して行こう!!