高齢者の仲間の一人が夜眠れない時には睡眠導入剤的にYouTubeで朗読を聴くことが多いと聞いた。
夏目漱石、芥川龍之介などから藤原周平の短編小説などいろいろあるので聞いてみたらどうかと勧められた。
YouTubeには地元情報や趣味のコーラスなど編集してアップしてるが、見る方の内容は水彩画、ハングル語音楽・・などが主体で小説を聞くことは無かった。
最近になり小説の朗読を検索し藤原周平作の報復、虹の空、雪あかり、泣かない女、神隠し、等々聞いてみた。
年齢とともに忘れるのも早いから以前に読んだ小説でも、もう一度聴いてみた。しかし寝る前でなく早朝の4時頃からが多いい。
昨晩は8時には寝たので今朝は3時に目が覚めた。ワイヤレスイヤホーンを付けて、YouTubeを開くと「綾小路きみまろ」の舞台ショーが出て来た。聞いて行くうちにだんだん引き込まれ笑ってしまった。
「中高年の奥様デブなのに手にはスマートホン」
「若い頃はよく愚痴をこぼしていた。あれから40年、今はご飯をこぼすようになりました」
「豊かな教養 あふれる美貌 こぼれる脂肪!」
「ダンス教室 ジルバを踊る、じじとばば」
「花も咲かない枯れススキ 登り切っていないのに下り坂」
独特の語り口でよく勉強している。よく考えている。
思わず、布団の中で笑って、笑ってしまった、クククク・・・と声が漏れたらしい。家内が心配そうにゆすって起こした。おとうさん大丈夫!狭心症が再発かと思ったらしい・・バカな!