凛とした佇まい

私が時々本棚から取り出して読み返している愛読書は「茨木のり子氏」の詩集である。

病院通いをしながら病と闘いながら平凡で何事もなく毎日を生きている私には茨木のり子の詩から凛とした生き方に刺激を受けている。

今日、味わったのは「倚りかからず(73歳の作品)」が良かった。

老後の人生は「凛として」という姿勢で過ごす必要があると思うのは老いて社会の弱者になっていくからだ。

老いて年々体も脳の働きも弱くなってゆくし、それに持病である冠動脈の再狭窄や難病の間質性肺炎の進行の不安も増している。

老後の人生を「凛として」楽しむには一番不安に思っていることに挑戦するしか無い。

自分の足で自由に動き好きな所へ旅にも出たいから、ボケ防止を兼ねて韓国語や水彩画を学び、ウォーキングを続けながら病院通いを続けている。

一度だけの人生、薄っぺらな人生を歩んでいても「凛とした佇まい」の生き方をしたいものだ。