2005年1月 | ||
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12月も中旬になれば例年寒さが厳しくなります。寒波が来ても良いのですがまだ暖かい日が続いています。
年末の日曜日に二週連続してソウルの近郊の北嶽山(プッカン山)と冠岳山(クァナクサン)に登って来ました。 いずれの山もソウル近郊にあり市民のハイキングコースもあり初心者から上級者まで沢山のコースが整備されています。 |
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最後の石段のような道を上がりきると石の門が見えました、ここがポグ門です。今日はここから左に折れて朝鮮王朝時代に作った城壁伝いに登ります。右側方面は白雲台836m(ペクンデ)、仁寿峰(インスボン)、万景台(マンギョンデ)などの北嶽山の主峰が眺望できました。こちらはもう少し体力をつけてから挑戦する予定です。
ここからテナム門を目指して城壁に沿って上がったり下がったりで歩きます。前方には延々と城壁が続いています、この城壁は近世に改築したようでまだ新しい石の肌であることが近づいて見て解りました。 |
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一番高い場所に到着したのはちょうど12時頃でした、出発して1時間30分かかったことになります、海抜693mと書いてあった表示石を見ながら記念撮影しました。食事は下山して食べることになっているのですぐにテナム門まで城壁沿いに下がり、ここからクキという街まで今度も渓谷にそって下がります。途中で大きな岩の上で食事を食べている人々を横目に見ながらの足早の下山です。ソウル市民の気軽なハイキングコースになっているのが良く解ります。 | ||||||
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クキの街で「テンジャンチゲ(韓国味噌汁)」の美味しい店で空いたお腹を満タンにして帰途につきました。北嶽山は私が初めてであることから体力もあまり使わない安全なコースを選んでくれたようで4時間ぐらいのトレッキングでした、次回はぜひとも白雲台/ペグンデ(836.5m)、仁壽峰/インスボン(810.5m)、萬景台/マンギョンボン(799.5m)など三つの峰が三角形の形をなすようにして立っているところまで行きたいものです。 |
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ソウルの南側の境界をつくっているこの山は、北側の北嶽山と共にソウル市を南北で抱えるような位置にあります。 朝鮮王国の太祖・李成桂(在位1392〜1398年)が山と川の配置に恵まれ、風水学の吉祥地とされるソウルは盆地形状をなしていることがわかります。この風水の話は後でまた調査するとして冠岳山を先週の北嶽山に続き2週連続で登ることになりました。 あちこちに見える岩峰が深い谷間とマッチして険わしい山の形を作っていますが、山の規模はさほど大きくはなく、都心に近いので家族連れでの日帰りハイキングコースとして多くの人々が訪れる山です。 前日の忘年会で少し酒が入ったためか頭が冴えなかたっためもあり計画した縦走コースではなく初心者用のコースに急遽変更してもらいました。今日も(19日)天気が大変良く、地下鉄2号線のソウル大入口駅で降りると多くの登山客がバスを待っていました。バスは10分程でソウル大学駐車場に到着しましたが降りてびっくり!広場は中高年の登山姿で一杯です。仲間を待つ人、食事をする人、登山用品を見る人などでごった返しているこのような風景は日本では見られないのではと思います。冠岳山公園と書いてるゲートの前で入山料700ウオンのキップを買い、入山管理の人にキップを渡し、金さん、田さんと3名で登り始めました。 |
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ゾロゾロと歩く人が多くこのまま頂上に行ったら人で溢れてしまわないかと心配になりましたが、この山はコースがいくつもあり心配ないよと笑われました。最初は平坦な道もだんだん急勾配になりました。 |
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一緒に来た人や、登山客のみなさん、年配の方も多いのにすいすい登って行きます。付近の人は毎日運動をかねて登る人も居るそうで足腰も丈夫になるのでしょう。
コヒータイムを十分取ってから急な道を喘ぎながら登ると尾根に出ると3、4のテントが並び食事やマッコリ酒を販売している店があります、その周りではシーツの上で酒盛りする人達や食事をするグループ等が大きな声で話しをしていました。韓国のスタイルですと説明されたが登山という雰囲気でなく家族や仲間でハイキング気分でここまで登ってくるのでしょう。 |
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近くに塔のように高く伸びている岩場がここの最高峰です、ここまで来たのだからあと一息と思いそこまで登ることにしました。 |
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12時も過ぎたので下山としましたが下り道は頂上付近には階段が設置され比較的歩き易い。道の直ぐ脇に生えているクヌギの幹が登山客が手で支えながら歩くためつるつるに光っていました、ここを通る人が多い証拠です。1時間ほどでもと来た道に出てから渓流伝いに歩いて行くとソウル大学が見えてきました。今日は登り1時間半、下り1時間半であり次回の登山のための偵察を兼ねたハイキングのような山登りでした。 |
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