2005年2月

 

2月は慶尚北道にある太白山(標高1,567m)に登ろうと準備していました。ところが登山の3日前にソウル事務所の尹さんから電話がありました。

「太白山(テベクサン)登山は止めましょう」

『なぜ?』

「先週は寒かったので太白山で3名の中高年者が遭難して1名が凍死しました、寒波が来るから危険です」

『凍死・・夜間に?』

「いや日中ですよ・・山頂は日中でも零下25度になったようですよ」

凍死したら大変だ、ということで今回は変更しソウル近くのチョンゲ山(600m)に登りました。

 
 


2号線ヤンジェの地下鉄駅近くでで落ち合い乗用車で登山道入り口まで行きすぐに出発した。チョンゲ山は低い山なので市民の格好のハイキングコースのようです。この日も零下以下の気温でありましたが多くの登山客姿の人に出会いました。

気温は低いものの天候は回復してきているようです。30分も登るともう雪が残っている道になりましたがコチコチに固まっている登山道はつるつるで滑りそうで、ここからはアイゼンを付けることにしました。アイゼンなとど言うものは今まで付けた事がことがありません・・雪の山に登るなどということは今まで思ってもみなかったことです。

初体験のアイゼンは簡易的なもので靴にバンドを巻きつけるように装着します。丁度土踏まずの部分に山形の鉄板が出ていて雪の中に食い込むようになります、なるほどこれなら滑らないと安心です。

 
中腹から雪が残っていた
山頂近くからの風景

同行者に懸命に付いて行くと汗が出てきました。頭からの汗が顔に伝わりメガネに付着し、こうなると一旦止まってリュックを降ろしてメガネの清掃をしなければなりません。ついでに写真機を取り出して眼下に見える景色を撮影することにしました。・・がいつも帰宅してパソコン上で拡大するとイメージ通りでなくガッカリなのですがこれも実力の内と思いあきらめているところです。

皆は写真撮影など付き合ってはくれませんので(笑)先に行った様子です。いつも途中は一人で登ることになるがこの方がマイペースでいいです。急な勾配を何度か超えると頂上に出たようです。同行者が「ずっと待っていたので寒くなったよ」と言われたが気にしないことにしました(笑)。
狭い山頂に無人販売所がありました。見ればアイスクリーム(一個:千ウオン)を販売しています。この寒いのにアイスクリームなど食べる人いるのかと思って見ていると気温には関係なさそうで結構売れていました。

 
山頂にあったアイスの無人販売所
メ 峰と描いてある頂上にて

 

確かに山頂は風が冷たく体が冷えてきたので直ぐに下山することにしました。途中登ってきた道と違い階段状の道が続いています。今日はなぜか膝が痛いと感じました・・膝の関節の部分の筋肉が弱っているようで最後には膝がガクガクして歩くのが大変でしたが黙って皆さんに付いて下山しました。今度の山登りまでには膝の運動が必要かもしれません。

 
白菜の根というが芯であろう・・これを食べる?
ヘジャンクにはご飯を入れて食べるのが一般的
  登山口まで下がると売店が並んでします、ここで女性の金さんとチョンさんが買ったものが白菜の根だといいます。白菜に根があったかなと思いつつ食堂に入りました。ここではヘジャンク(牛の血を固めたものと野菜のスープ、体に良い食事とされている)にご飯をぶち込んで食べましたがお腹も空いていたのか大変美味しい昼食でした。