2001年5月 | |
最近の韓国では歴史教科書の歪曲問題で日本政府を非難する内容のニュースが連日報道されています、少し前には日韓か韓日かの名称で両国がもめました。こんな雰囲気の中でしたが昨年の日本での交流試合に引続き今回は韓国で韓日交流サッカー試合が行われました。
韓国側ではサクラ、レンギョウ、ツツジが咲く4月末の時期を事前に選定し準備しました、韓国の田舎の中小企業ですからグラウンドやパーティー会場の確保が大変でしたが社長から「日本のお客様が気持ちよく帰ってもらうように最高のおもてなしをせよ」との鶴の一声で役割分担を決めて準備したお陰で成功裏に交流が出来たと思います。
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レンギョウ、つつじ、サクラも満開で天気も良く最高のサッカー交流試合日和です。 | 試合だけでなく会社説明と工場見学を通して理解してもらいました。 |
韓国と日本の間にはいろいろの問題が有りますがこのような草の根交流がお互いの国を理解することにつながる筈です、私自身も両社の相互理解の推進に努力して来たつもりです。
サッカーの試合の方は3−1で日本が勝ち対戦成績は1勝1敗となりました、「お客様ですから勝つ訳にゆきません」と韓国人が負け惜しみを云っていましたが今回は練習を積んで来た日本の方が実力的にも上でした、次回の日本での再会を約して別れましたが日本からの23名の参加者も気分良く帰ってもらう事が出来たと思います。 |
歓迎会では日本語の話せる社員が伝統服(チマチョゴリ)を着ての接待です。 | 音楽に合わせて全員が踊りだし両国の人の気持ちが一体となり盛り上がりました。 | |
サッカーの試合は両チームが全力で戦いましたが日本側が一枚上手で負けました。 | 試合後の記念撮影とこのあと芝生の上での食事会で本音の交流を図りました。 |
今回の交流試合の経緯について少しお話します。 名古屋にある大手電器メーカーとの取引も年々増加してきました、昨年オーナー社長が訪韓し我が社のオーナーとの間でビジネスパートナーとして協力することで合意しまして、その日の夕食時に2002年のワールドカップサッカーの話しになりました。 サッカーに関しては両社共に熱心なチームがあることからその場でワールドカップのプレサッカーとしての交流試合をやろうと意気投合しました、日本の会社とこのような話は数多く出ますがいずれも話だけで終る事が通常です、しかしオーナー社長同士の話はスピーディーです、直ぐに実行しようという事になりました。 試合の条件は日本と韓国でそれぞれ交流試合をする、旅費はそれぞれの会社負担、滞在費は受入先が全て負担する、参加者は20名前後とする、という事まで決定してしまいました。TOP同士が合意したので費用がどうとか仕事が忙しいとかの話は全く関係なく最優先行事となりました。 昨年の秋(10月末)2泊3日で韓国側から23名が訪日し交流をして来ました、大手会社ですからサッカーグランドもありユニホームも揃っていましたがこの時は3−0で韓国が勝ってしまいました。最初から日本に負けるはずがないと思っている韓国人のパワーが爆発した感じでこれをキムチパワーというかも知れません。 次回の再会が出来るかどうかは日本・韓国両国の経済回復が出来るかどうかで決まりそうです。 |
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