デボルム

2001年2月
   テボルムのテは「大」で日韓辞書で「十五夜」を引けばボルムが出ます、直訳すると大十五夜と言うことにになります。
韓国人は新年に入って初めに迎えるポルム(旧暦1月15日)を家族、隣人とともに過ごす風習があります。韓国の歳時風習でポルムタル(十五夜の月)の持つ意味は大変大きく、正月テボルムの日には、ポルムタルを見ながらお祈りをするとその願いがかなうと信じられており、一年の幸運(豊作、昇進、合格など)を祈願します。

 テボルムの前日には五穀飯(5種類の穀物を入れて炊いたご飯)、テボルムの当日は薬飯(栗やなつめなどを入れて炊いたご飯)などを食べ、ブロム(くるみ、ピーナッツなど)を歯で割って食べると1年間の暑さに耐えられると信じられており、この習慣は今も続けられています、今年は2月7日がこのテボルムでした、会社のアジュマに聞きましたら当然の事のようにオーゴッパ(五穀飯)やナムル(山菜などの野菜)を食べるといいます。
作業着のポケットから「くるみ」を出しこれを食べなさいと3個くれましたが・・・歯で割るわけに行きません。

 写真は会社の昼食ですが五穀飯(もち米、あわ、あずき、豆、?)とナムル(大根、モヤシ、ゼンマイ、ねぎ、その他何かの葉っぱ)が入っていました。

 正月の十五夜を「テボムル」で迎え秋のそれを「チュソク(秋夕)」で迎える風習があるんですね。

テボルムの会社でのお客用昼食です。 テボルムの満月を撮ったつもりです。

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