竹島と日本海

2000年3月
  1.「竹島(独島)」問題
     日本と韓国との間には竹島(韓国名:独島)問題が未解決の問題としてあります、しかし韓国では実行支配していることもあり韓国固有の領土として解決済みというのが韓国政府の見解のようです、日本では国際法上も日本固有の領土と主張し両国が対立しています。

 先日牙山市に行った帰りに食堂に入り「ヘムル タン(海鮮鍋)」を食べましたがこの食堂のおばさんが壁の写真を指し「この魚は東海の独島の付近で取れたものです、独島は我々の島だよ!」と私に話し掛けたのでびっくりしました。

竹島(独島)

 私の賄いをしているおばさんも独島の話になると興奮し「ドクトン ウリタン(独島は我々の土地)」といって怒り私に食って掛かりますから議論が出来ません。

 私はここで領土問題についての見解を述べるつもりはありません、しかしこの島にかける韓国庶民の熱き思いに関して日本人は完全に韓国人に負けています、韓国では小学生でも独島のことは知っています。日本ではどうでしょうか、この竹島がどこにあるのかも知らない日本人が多いのにびっくりします。

 問題になっていることは事実ですから解決しなければなりません、しかしこの件に関する韓国人の反応は尋常ではありません、現状で封印して次の世代で話し合う以外解決は無理と思います。

 

  2.「東海(日本海)」
     日本ではほとんど報道されてないニュースに日本海の名称変更に関する日・韓の争い(見解の差)があります。
ご承知の通り韓国では「日本海」のことを「東海(トンヘ)」と呼んでいまして決して「日本海」という呼び方はしません。

 最近の朝鮮日報では「国連地名標準化会議で海域名称標準化を掌握する 国際水路機構(IHO)公式 冊子に '東海(East Sa)'と日本海(Sa of Japan)'を 併記する ことを 積極的に検討中である.」と大きく報道されました。

 さる98年1月に開催した第7次 国連地名標準化会議は 韓.日 両国がこの表記問題を 協議, 解決することを勧告したがこの問題が争点になることを敬遠する日本は韓国側の交渉要求を毎度拒否してきた経緯があるようです。

東海と北朝鮮の潜水艦
東海と北朝鮮の潜水艦
(昨年東海を見に行った時に 北朝鮮から進入した潜水艦を 一般公開する準備していた)

 韓国側とすれば歴史的にも東海の方が古くから使われてきたはずでそれが植民地時代に日本海と決定され、国際的に認められていることに我慢できないようです。

 私は人名,地名等は歴史的なもので、その妥当性と言ったものは議論すべき事柄ではないと思っています。韓国が昔から東海と言っていたにせよ,大半の世界地図上,日本海が登録されていれば,それに従うべきであり韓国では東海を使えば良いはずではないかと考えております,韓国の主張は自国の都合で国際法を変えさせるようなものです。うろ覚えですが,国際的に認知された国際地図17のうち2つが最近、東海を日本海と併記させて、韓国人を喜ばせた筈です。

 


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