ピンオの踊り食い

2000年3月
   3月に入り春が近づいて来たなと思っているとソウルの友人から日曜日に「ピンオの踊り食い」を食べに行かないかという誘いがありました。

 「ピンオの踊り食い」という言葉に引きずられ参加することにしました。この早春の少旅行の話をしたいと思います。ちなみにピンオとは日本でいうで「ワカサギ」のことです。

 参加者はソウル市陽川区庁に勤務している公務員で日本語勉強グループの7名とアメリカ企業に勤務するWAILDER夫婦、それと日本人夫婦3組(いずれも日本との合弁企業勤務や私と同じ技術指導している夫婦)で合計16名です。韓国語、日本語、英語の会話が入り混じった楽しい旅行となりました。

春川駅正面 ダム湖で船に乗る
春川駅正面 ダム湖で船に乗る

 目的地はソウルから北東に120Kmの所にある春川市(チュンチョン)の郊外にあるダム湖です、朝8時半出発し電車で2時間、バスで40分、それからダム湖を船で15分のところです。

 朝からの霧も晴れ船から観える山や岸辺の木々はは何かしら春を感じさせるのは温かい風だけではなさそうです、船から降りて少し歩くとちょうど昼食の時間になりました。

 河畔の食堂で早速「ピンオの踊り食い」を食することになりました。ステンレスボールの水の中に5cm前後のワカサギが生きたまま入れられて来ました。これを箸で挟んでコツジャンに漬けて頭から食べます、韓国語には「踊り食い」という言葉は無いらしいのでこれは日本人が付けた言葉のようです踊り食いではなくて「ワカサギのコチュジャン(唐辛子味噌)付き丸かじり」という感じです。味はコチュジャンの味がすべてで清楚な薄酢味の踊り食いという訳にはいきませんでした。

ワカサギを挟んで唐辛子味噌をつけて
ワカサギを挟んで唐辛子味噌をつけて
いっきに口に入れると生魚
いっきに口に入れると生魚とコチュジャンの味だけでした

 もう一つ報告したいのは当日の旅行費用です、次のように全部で約3万ウオン(3千円)でした韓国ではこの程度の金額で一日を楽しく旅行が出来るのです、物価の差があるとはいえ日本での旅行費用のバカ高さをいつも感じます、特に新幹線などは天文学的価格という感じさえします。

1. ソウルー春川市(急行座席指定) 7,100ウオン(往復)
2. 春川駅―ダム湖 (一般バス) 2,000 〃 (〃 )
3. 遊覧船代 5,000 〃 (〃 )
4. 昼食代 13,000 〃
5. 清平寺への入場料 2,000 〃
合計 29,000ウオン≒3000円
当日のその他の写真をご覧下さい。


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