韓国の市民バス

98/7

 韓国では日本と比べバス交通が発達しています。一般バス、座席バス、高速バスがありバスは庶民足であり何処に行くにもバスが頼りです。むろんタクシーや地下鉄もソウルにはありますが私のように田舎に住んでいるとやはりバスを利用する事が多いです。

 日曜日にアパートから60KM離れたソウルに遊びに行く時はまず一般バスに乗り市内の高速バスターミナルまで行きます。約20分かかってターミナルに到着します。市内バスは580ウオン(為替¥1=W10時で58円)す。この道路には座席バスも走っていてこのバスに乗ると800ウオン取られます。なぜ座席バスと言うのか聞いてみると座席に座って主要な所しか止まらないから早いのだそうです。しかし定員制ではないから立っている人もいますので要するに準急行みたいなバスと思えばよい様です。
 高速バスは名前のように高速道路を走るバスですからものすごいスピードで走ります。メーターを見ると150kmを指していた事も有ります、以前高速バスの事故で死者多数出たことがあったがなんとなく解る感じがします。

 バスターミナルからソウルまで高速バスで1時間の料金は1300ウオン(130円)ですからいずれのバスも日本に比べたら格段と安く庶民の足となっている訳です、また1時間に4、5本は出ているのでいちいち出発時間を気にしなくて良いのです。バスの中は必ずラジオのニュースか音楽がかかっているのでとてもニギヤカでついスピードも出てしまいスリルも味わえる便利な交通手段です。

 私のような白髪頭の者はバスに乗ると必ず若い人が席を譲ってくれます。最近は若い人の意識も変わって来たと言うがまだまだ日本より年寄りを敬う心が有ります。まだそんなに年寄りではないよと思いながらもつい甘えて座らせて頂いています。

韓国の市民バス

前へ 次へ
前へ 次へ