99年8月 韓国に工場を作り約10年ぐらい製造業をやってきて最近になり撤退した日本人の経営者の話を聞く機会がありました。 この経営者は撤退しても韓国と言う国は面白く、好きな国だから今後とも何らかの繋がりをもち時々韓国を訪問したい、この為出来たら貿易関係のビジネスを考えているとの話が印象的でした。 この経営者の話を要約すると以下の通りですが、どちらかと言うと過去を引きずって仕事をしてきたようです、韓国も変化しています。何時までも個人的興味とビジネスを一緒にしていたのでは成功は出来ませんね。 |
1.韓国が好きか嫌いか。 | |
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2.投資環境について | |
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3.韓国人の考え方 | |
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4.中小企業の現状 | |
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5.韓国人とのビジネス上での付き合い方 | |
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大体、以上のような話だったと記憶しています。私のように韓国との間で仕事をしていて、多くの韓国人と付き合っている人間としては約2時間の間、相当シンドイ時間でした。 家に帰り冷静に考えるとこの社長の話も思い当たる面が多々あるし、また少し極端過ぎてかえって日本人の偏見としか思えない事も多かったです。
読売新聞社の3年前の調査によれば韓国人の日本人に対する好感度は30%であり、アメリカ人は61%でした。また日本人と聞いて思い浮かべる言葉は「植民地支配=32%、」「狡賢い、野卑=29%」となっていました。
98年度の相互往来は日本から韓国に194万人、韓国から日本に73万人と言われています、この現状を考える時、いつも感じるのはサイレントマジョリティーと言われている一般庶民のことです。
統計的手法の用語に有る3シグマー外の人が左右にいてどちらかの陣営の人が少し増えたりし声も大きくなったりする事はあっても中間にいる大多数の庶民は日本も韓国もあまり変わらないのではないのかと思います。 ある民族の特定の行動を見て、その民族全体を批評するのは問題があります。世界中どこにあっても、良く判らない行動をする人はいるはずで、批判するする時はその人物だけにしてその人物が属する民族全体まで批判するのは止めるべきではないかと思います。 日本と韓国について語るときは以上の事を考えたいものです。「韓国人は・・」と言うような切り口で語るのは、そろそろ止めにして、相手を個々人として見たいと思う、これが私の結論でもありました。 以上 |
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