| 2002年11月 | |
| 韓国人の書いた本に「予定の好きな日本人、予定は未定の韓国人」というのがありました。日本人は計画が好きな国民だという話も聞きます。計画と予定とは言葉は同じような響きが有りますが「計画」とはあることを行うための方法や手順考える内容で「予定」とは今後の事を前もって決めておくことです、また予定という言葉の中には未定という意味も含まれています。 計画を立てることも予定を決めてその通り行動することは私の性格に合っています。従って予め予定が無い突然の要請には違和感を感じます。韓国での私の悩みの一つにオーナーが日本出張する時に同行を頼まれます、このことは良いのですがスケジュールが直前まで決まらず落着かないことが多いのです。 秘書に聞いても「解りません」というだけですから仕方なく本人に聞きます。その時決まって返ってくる言葉はまだ時間がありますからというのです。1週間前なら決まっていても良いのですが訪問先の予定もあるでしょうからまだ早いと云うだけです。では先方にアポイントを取らしているかというとそうでもないのです。 私が日本での1週間のスケジュールをまとめました。何日、何時に何処で誰と会う事を毎日時間も記入した予定表をオーナーに渡したらびっくりしてこんなに細かく決めては相手も大変ですね、しかし日本人はこうしないと落着かないようですから今後はこのようにしましょうと理解はしてくれました・・。私にはこれは習慣の差ではないかと思います。最近の出張では1日ぐらいのクッションを取り自由に変更できる日も必要ではと感じています。 サッカーのW杯チケットも日本では完売した話が出た時に韓国では20万未販売分があるとのニュースが流れたが韓国人にこの事を話すと未だ一ヶ月以上あるからなぜそんなに慌てて購入するのかとという返事が返ってきました。 11月に仁川空港に着きましたらオーナーからTV局が工場で撮影をしているからインタビューに出てくださいという話がありました、なんでいきなり・・・と思ったが後で詳しく聞こうと夕方に工場に着いたとたんに明日インタビューにTV局のスタディオに行くからと告げられました。 |
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| ソウルの隣に位置する江原道という地方のTV局が「企業フォーカス」という45分番組の特集をするそうです。この番組に我社が選定され、TVクルーが来て撮影したとのことでした。中小企業としては開発・販売に力を発揮して輸出比率50%という現状が参考になるのではというのがTV製作者の考えのようです。まあ会社のPRになることだからと思い了解しました。 TV局に着くと事前の打合せは少しですぐにメイキャップが始まり近にあるスタジオに入った。まさにぶっつけ本番でした、韓国の中小企業の現状に関して大学の先生からの質問に答えさせられました・・無論通訳を通して日本語でしたがあまり良い評価をしなかったなかったので編集でカットされるかもしれません・・?。 もう少し事前に時間をとって打合せしたほうが良かったのでは?と質問したら、毎日の仕事の内容ですからこの方がいいのですとの返事・・まあそうかなと納得せざるを得なかったが何故もっと早く知らせてくれないのか疑問です。しかし激変している今の経済環境では『予定は未定』と考えその時その時に臨機応変に対処するのも変化の時代には適しているのかもしれません。 |
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