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2002年5月 |
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輸出を拡大しようと海外で開催される展示会に積極的に出展しています、これも国内の経済状況が良いことと、かって経験した高度経済成長時代の活気が今の韓国にはあります。中小企業でも海外に出て商売することにあまり抵抗感がなくごく自然に出掛けて行き商売する活力とパワーがあるように思います。この点今の日本ではグローバル化が叫ばれていますが中小企業ではなかなか行動に移せないのが実情ではないでしょうか。 |
| 北京での展示会 |
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北京の国際展覧中心でFA(FACTORY AUTOMTION)のための「2002年国際自動化設備機械展示会」が5月中旬に開かれました。毎年北京と上海で各々1回ずつ開かれていまして今回は北京では6回目だそうです。約800社が出展しました。わが社では中国で2回目の商品展示会への出展です。 |
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| 自動化設備展示会なので、主として、インバーター、PLC、センサーが中心です、今回は欧米のメーカーが多くて、日本からは大手メーカーの代理店が6社、韓国からはL社が展示してました。 |
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| ブレーカーやサーキットプロテクターのような電気機器商品は展示されていません、中国の同業メーカーも展示してませんでしたが自動化機器に関連があるので多くの訪問者が我がブースを訪れました。カタログ配布者は約800名であったがただカタログ集めが目的の人もいたのでこの中からどれほどの人が感心を持ってくれたのか疑問である、しかし少し長い目で展示会での効果は見る必要もあります。 今回の展示に要する費用は1コマ(3.5×3.5m):1000US$です、これを販売代理店と折半しました。 |
| 日本での展示会 |
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6月初旬の4日間インテック大阪にて「2002電設工業展」がありました。かねてから準備していたので日本での初めての出展にしては問題もなく出来栄えもまあ良かったのではないかと自画自賛してます。この展示会に要した費用は2コマで約500万円になるそうでやはり日本は高コストで中小企業では辛いところです。 |
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経済不況の中の日本の展示会は規模も従来より小さく毎年出展していた大手メーカー数社の展示がありませんでした。それだけに不況の深刻さが実感をとして感じられました。韓国人にもこのことは説明したがオーナーはこのような時期だからこそ日本市場に出るチャンスであると部下にハッパをかけていました。まさしく花も嵐も踏み越えての心境です。 |
| 展示会出展の評価 |
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受配電機器メーカーとしては韓国からの出展は初めてであったので注目されました。訪問会社:約200社、訪問者:約400名がカタログを持ち帰りました。総合的に評価すれば今回の展示会は成功といえるでしょう。これから結果を出さなければなりませんが、顧客より同業者が多いのが気になるところです。同業者同士の新商品展示品評会の感じもありました。 拡販施策としては価格設定がポイントとなるでしょう。日本国産製品に対して20%〜30%の価格差をつけなければなりません。まずは今回訪問してくれた会社に対するフォーローアップが必要です。 現在の商品群など考えると中国や日本への販売はこれからが大変なところです。しかし韓国人はパワーとやる気があります。社長の「ともかくぶつかって行きましょう」という強いリーダーシップで必ずや拡販に結び付けてくれると期待しています。わたしも陰ながら応援するつもりです。
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