2002年5月

新規事業として韓国ではじめてホテル用自動化システムを商品化し販売し、そしてこの自動システムを使ったモデルホテルも建設しました。このモデルホテルがオープンしてすでに1年以上経過したわけですが非常な人気で繁盛してます。業界ではかなり有名にもなりましたし経営状況は予想以上の成績でした。

ホテルの可動状況は平均3.5回転/室/日で推移してます、最高4.5回転の日もありました。この業界では3回転以上の客室使用率があれば成功と言われていますのでオーナーの先見性と決断力を評価したいと思っていました。ところが1.5年経過した昨年夏にホテルの全てを売却しました、この売却費が45億ウオンと聞きましたので開業1.5年で1億ウオンの売却利益をあげたことになります、この他にホテル営業での利益を考えると短期間に効率の良い投資を行ったことになります。

自動化システムの販売もすでに12セットの販売実績が出来ました、昨年はまだ赤字したが今年は60億ウオンの売上で黒字転換出来そうだと頑張っています。

製造工場はソウル郊外にあります、
システム冷蔵庫とコンビニBOXが並ん で完成後のエージングテストを実施中 です。

製造技術面では配線を蛍光灯に巻きつ けたり、電子素子のはんだ付けを空中 配線してたり、細かい部分の品質上の 問題があり担当者を呼んで注意し全数 修正させたこともありました。

その他のコンポーネントの国産化も進ん でいますので価格競争力がついてくる 筈です。

 
オーナーの事業意欲はとどまる事がありません、売却費の一部と銀行借入れで水原市(100万人都市)に最新鋭ホテルを建設し始めました。計画によれば土地:160坪、建設費54億ウオン(土地代14億ウオン、建物40億ウオン)42室、9階建。このホテルには自動化システムの他にインテリアも日本の経験者からアドバイスを受けてます、また韓国が得意とするプラズマディスプレイを全室に付け最新の映像配信システムを導入する予定です。ホームシアターとして映画を楽に鑑賞できるようにリクライニングベットを全室設置する予定です。

 
最新設備を導入するホテルの建設が始まる リクライニングベット(商品名:JOAベット)の開発

ここでびっくりなのはこの種類のベットは韓国では生産してませんので世界の一流ベットメーカーの商品を研究し独自に開発しました、オーナーの商売になるという直感が開発投資させた訳です。
先日開発したサンプル品を東京の販売会社に持ち込み品評会を開きました、細かい改良は必要ですが概ね好評でしたあとは価格をどこまで引き下げられるかが課題です。
さてどんな最新ホテルが出来るか楽しみです。

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