2002年2月

2月2日から一週間かけてソウルー上海ー温州ー常熱ー無錫と回って来ました。この間経験した失敗と雑学を紹介します。

上海から温州行きの国内航空に乗換え時も搭乗ゲートで係官が一人一人厳密に検査します。私の番が来たのでパスポートと搭乗券・航空券を転出しました。すると係官がパスポートを見ながら何か言っているのです。わたしにはさっぱり解らなかったのですが、とにかく通過出来ないことだけは理解しました。英語も通じないので結局通訳の人を呼んできて一言話してくれたら直ぐにOKとなりました。次ぎの同行の韓国人がまた引っかかって、彼は別室に連れて行かれてしまいなかなか出て来ません。飛行機の出発時間は迫るし気が気ではなかったのですが、またまた通訳が急行し何にやら説明し無事通過、搭乗するとなりました。いずれも航空券の予約を漢字で登録したのが原因であった事が後で解かりました。

「柿澤」は現地語では写真のようになるらしいのです。
たまたま航空券にパスポートと違う「柿沢」の文字になっていたので本人かどうかが問題になったとのことです。。

通訳の人がこの漢字は昔の漢字で同じだよ解らないのか?といったら黙って通してくれたようです。

韓国人も漢字でと登録したので本人である証拠を見せろとなり押し問答している内名刺を見せて了解してもらいました。

今後は英語登録が良い事を勉強したが今回の問題は手配した韓国人のウッカリミスでした

 

昼間の工場見学と懇談は何処の会社でも大体同じような質疑で終わりますが、夜の会食も重要な意味があります。ここでの付き合いが今後のビジネスに影響があるのです。56度の強いお酒で乾杯・乾杯を繰り返す内に意識が無くなるそうです。
私は体が悪いことを説明し理解してもらったが同行の韓国人は対等に飲んでました。これも日頃の韓国焼酎で鍛えたお陰でしょうね。

 

中国旗と韓国旗をはさんで真剣な質疑応答です。 この56度のお酒もいろいろな種類があるようです。

 

上海郊外にはこの様な近代的な住宅が出来ています、中国人しか購入できませんが内部も立派でした。
中国のお金持ちが購入しています、投資の意味もあるようです。 住宅内の分電盤です、欧米系なのでしょうか?日本式の安全ブレーカー使われていません

 

食は中国にありとか聞いたような話ですが何処に行ってもいろいろな中華料理が食べられます、私が美味しいと思うのはやはり「北京ダック」と上海で食べた「中国風シャブシャブ」でしたね。

上海郊外の食堂にて、亀・蛇・蟹・魚何でもその場で料理してくれます。 上海に最近出来たお店で牛・羊・駱駝・その他何でも2種の味付け湯に入れて食べます。

 

良い土地があるから購入しないかと不動産屋が来ました。一万坪で前の家付きで約一億円とのことです。
飛行場から近いところで坪当り一万円ですから安い
のか高いのか見当が付きかねます。

中国では土地は国の物であるから50年間の借地権
と転売権を買うことになります。

投資の対象としての価値がどれほどあるのか?また
区画整理して関係会社が購入するとかいずれにして
も広すぎてどうにも持て余す感じでした。

 

中国分裂論
  5年以内に中国は分裂し混乱すると予測する本も出てきたが果たしてそうでしょうか?誰にも解らないことと思うのですが分裂論の根拠も暗示的な内容です。

中国はアメリカ、ロシアと同じく多民族国家である、多民族=異宗教=生活習慣の違いを、強権によって取りまとめてきた。しかし経済の格差が広まるに連れ、民族間のいさかいが表面化し、現在でも権力だけではまとまりきれなくなってきている。

このいさかいの行き着く先は、ソビエトから移行したロシア、東欧の状況を見れば察しがつくだろう。まずイムラム教圏のウルグイ地区が、そして山岳民族が独立ののろしを挙げるであろう。次いでモンゴル自治区、台湾との提携を求めているアモイを中心にした広東省もその危険をはらんでいる。

アメリカは州自治によってこうした危機を回避してきたが、中国はその基本思想である「面子(めんつ)」によって強権を発動したら、その時は国家の分裂の始まりと見るのが正しい。あれだけの国土と人民を、一つの力でまとめて行くこと自体、歪が生じていると考えるのが自然である。

と言う話しであるが私は信じがたく思えました。過去にもいろいろな困難を乗り越えてきたし一国二制度と言うような訳の解らない柔軟な発想が出来る中国共産政権と人民軍がそうたやすく混乱させるとは思えないからです。

 

 

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