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2001年8月 ベトナム・ホーチーミン市から台湾の高雄市へはベトナム航空に乗りました、飛行機へ乗り込む時どうした事かビジネスクラスに変更してくれたので何か得をした感じの3時間の旅となりました。台湾の高雄市は現地語でKAOHSIUNGです、ところが一般の日本人にはこのカゥシュンという発音は通用しないのですが台湾に来たらタカオ市といっても通用しませんから出来るかぎり現地語を覚えるようにしたいものです。(余談) 契約販売店を訪問しました。この商社の社長は3代目でまだ若く36歳です、親から事業を引き継ぎ電気器具を世界から集め世界の必要なところへ供給する事を考えています。アメリカの大学を出てますから英語は得意で現在日本語を勉強中です、中国、モスクワ、などに販売拠点を持ちこれから日本などにも販売拠点を広げようと活発に事業展開をしてます。ここでの商売がとても衝撃的だったので紹介します。 この会社は老朽船の解体業から始まりました、高雄市は80年代まではアジアではこの廃船解体業の一大拠点だったようです。船に使用されている電気機器は老朽船でも未だ使用できるものが多く発展途上国によく売れました、特に船には故障時の補修のための予備品が積み込まれていてこれらは旧型品ですが新品同様のものが多かったので非常に高く売れ大いに儲かったたようです。
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| 契約販売店は小さな面積で中古品も展示販売しています。 | 港の近くにある6階の倉庫専用建物です、 50坪で2000万円で購入したとの事でした。 |
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現在の高雄市は人口130万人の工業都市になり近代化したため解体業は非常に少なくなりました。しかしいままでのノウハウを生かし最近では先進国から産業廃棄物として出る電気機器を集めて中国やベトナムに輸出し解体再生することで非常に高い収益を上げられる話がありましたので特別に見せて貰いました。 この会社の4箇所の倉庫にはどう見ても廃物としか見えない電器機器(遮断器・スイッチ・など)が山のように積み上げられいました。 |
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| どう見てもスクラップですが300円/Kgぐらいで仕入れるのだそうです。(店の付近の一時保管場にて) | 私の目からはスクラップの山・山としか映りませんがこれが商売になるとは考えらませんが・・? |
| 社長との一問一答です。
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| 整理して一旦倉庫に保管しこれから中国・ベトナムに送ります、そこで分解再生するのです。 | 日本の一流メーカーのマグネット・スイッチです、これが再生され販売されると現地製品より高く売れるのです。 |
| 日本の工業製品の廃棄物がこんな形で商売になっていることを見て驚くと共に何でも商売にして儲ける中国人の商魂の逞しさに脱帽です。 高雄市は3回目ですが約10年前に来ただけですから町の変貌に驚きました、高層建築が建っていたり町が明るく近代化してました、しかし最近は台湾も不況で株式市場も低迷し餃子株(餃子と同じ価格の株価)が多数発生していると各企業の経営者は嘆いていました。 |
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