ベトナムでのモバイル

2001年8月

ベトナム(ホーチーミン市)の生産拠点での仕事でこれから時々韓国や日本との間でメールでの情報交換が必要になりそうです。今回の訪越ではノートブック・コンピュター(fujitsu FMV-BIBLOMF/33)を持参しテストを兼ねてトライしたのでその顛末を紹介します。
海外でのインターネット接続では電圧も違い差込式コンセントの形状も違うから日本国内のものをそのまま持っていっても駄目で事前に調査して準備する必要があります。
ベトナムに関するこの種の情報がなかなか見つからなかったのですが成田空港にはいろいろのモバイル用の機器が販売されています。こんなところにも最近の情報のグローバル化を身近に感じた次第です。

モデムセバー

海外のホテルなどではデジタル回線もあり交換機により4線の外側の2線を使用したり、極性が日本と逆になっている場合があるようでこの器具によりチェックし修正するというわけです。
このチェックをせずに接続すると最悪パソコンのモデムが使用できなくなると説明書にありました。 事実ベトナムのホテルでは極性が逆でした。最近は極性が逆でも問題ない場合もあるようです。(\4800)


万能コネクター(テレコネクター)

世界の各国により電圧、周波数、コンセント形状が下記のように違います。

この万能コネクターによりどんなコンセントでも組合せで接続可能です。しかし電圧だけは確認する必要があります。 最近のパソコンに付属されたトランスは100Vから220Vまで使用可能ですから殆どの国で問題ないはずです。(\1800)


携帯用電話ケーブル(てるまきくん) 78×60×6mm 33g

フラットケーブルで2mの長さに伸び、携帯に便利です。裏面には世界各国時差早見表が付いています。(\1980)


このような小道具を持参してベトナムに乗り込みました。宿泊はいつものOMUNI SAIGON HOTEL (55US$/泊)です。 翌朝5時に目覚めたので早速インターネットの接続を試みました。コンセントはどこだ・・?ベットの横にある電気スタンドのコンセントを引く抜いてみると写真のような形状でした。

デジカメもモバイルの必需品、コンパクト なのが一番です。 ホテルの壁にあったソケット、アース 付き220Vです。

上の穴にプラグの角状の部分を差込み、下の穴に二本の端子を押し込みました。電圧は220V50Hzという事は予め調査済みでした。入力用トランス経由でパソコンに接続すると問題なく電源はつながりました。このあと電話回線の接続です。

日本で契約しているプロバイダーのローミングサービスを利用するため予めGRIC(世界70ヶ国)のベトナムのアクセスポイントのTCP/IPの設定をして置いたのでこの後はホテルの外線接続用の番号(9)を頭に追加するだけで良いはずです。

ところがここでハプニング。何回かトライしても何故かつながらないのです。設定をいろいろ変えても駄目でホーチミン市の一つしかないアクセセスポイントからのローミングは諦めることにしました。
翌日、現地事務所の契約アドレスとパスワードを借用しホテルに帰ってから接続したら一発でつながりメールや画像の送受信をしました。スピードが少し遅かったような気がしますが、まあ情報交換が出来たのでよしとしたところです。
帰国後もう一度チェックしてみると設定の一部間違いがあったので次回訪問時に再度トライしてみようと思います。なお、台湾経由で韓国に帰国しましたが台湾のホテルではインターネットの接続口が完備され接続方法が日本語で印刷されていたので簡単に接続できたことを付け加えておきます。

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