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2000年6月 |
| ■最近の品質問題3題 |
| 1. | 溶接作業場で使用することになっているはずの溶接電流のモニターを使っていないアジュマ(おばさん)がいました。
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| 2. | 強度試験をすることになっている部品で組立中に破断したもの発見した、調べてみると受入検査で検査されてないことが解ったので品質課の担当者に聞いてみました。
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| 3. | 新商品の第一ロットで製品のギャップ調整をすることになっているが不良品を測定してみると規定通りでなかった。早速、男のリーダーに聞いてみた。
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品質の維持向上に関してはいつも教育指導しているつもりですがまだ徹底されない状況ですスタッフを集めて上記内容を具体的な事例として教育しました。
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それにしてもなぜこうも勝手に判断してしまうのでしょう。韓国人は日本人より自己主張が強いといいますが、この性格が関係するのでしょうか?たまたまこの会社だけの現象なのでしょうか。悩みはつきません。
韓国の大企業に駐在するの日本技術者に話しましたら次の答えが返ってきました。彼が2年間の間に感じた会社の問題点は、
ウ〜ン・・これでは韓国企業全体が問題のようにも受け取れますが日本企業との相対比較でこのような表現になるのかなと思います。私はTOPの考えが「結果第一主義でプロセスは二の次」であるとの意見には同感です。これが影響しているのではないかと思います。また従業員全てが品質管理に関し経験不足でこれからの指導教育と共に自らの失敗に学ぶことで体得する筈であると確信しているのですが・・?
この原稿をアップする直前、日本の中小企業を3社ほど見学する機会がありました。従業員が30名〜50名の自動車産業の2次、3次下請け企業でしたが何処でも目視による全数検査を加工工程の中に入れていました。いずれも不良が出てから親会社の指示で全数検査工程を入れたそうです、これを見て親会社が物作りの基本を忘れ商社化しているなと感じました。
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