高昌故城からの帰りに日干し煉瓦を積み上げた家が並ぶ町の十字路でバザールに立ち寄った。市長の発案らしいがこのような地元の生の交流体験はとても貴重でした、衣服や野菜、ガラクタのような金物の販売から羊の生肉を2〜3匹下げて販売している風景などを見物した。途中で羊肉の焼き鳥屋台があり早速市長自らがウイグル族の焼き鳥屋さんに変身して串焼きをふるまったが・・なかなか美味しい味でした。
火焔山はトルファン盆地の中部に位置し、日中の暑さはかなりのものです。東西100km、南北10km、海抜500m、山頂は851mでハゲ山になっています。見渡す限り草木も無い荒涼とした世界が広がるばかりで、シルクロードの旅の厳しさが伝わってきます。
ここで突然、記念写真を撮るからラクダに乗れと言われ初めて乗ってみました。ラクダの背は意外に高く、ラクダが歩くたびに大きくゆられてしまうので、振り落とれないかと、目の前のコブに必死でしがみついて何とか写真のモデルになることが出来た。この山では日中気温が40℃を超えると地表温度は70℃以上にもなるそうです。激しい炎が立ち昇るようにみえると聞いたが現地に立ってみると想像していたより温和な感じで山肌もあまり赤く無く熱さもそう感じないのは季節のせいかなと思った。西域の風に吹かれ砂と青空を眺めつつトルファンに戻りました。
トルファンは盆地なので夏は猛烈に暑いそうです。カレーズという地下水脈のお陰で水は豊富で果物が特に美味しいところです。とくにハミウリや葡萄が有名です。淡黄色のハミウリは上品な美味さがりました。トルファンでの物価はタマゴ1s=5元(80円)、リンゴ3個=5元、羊肉1s=20元(320円)。ここで昼食に食べたうどんは日本と同じ味の一品でした。なぜここにこのようなうどんがあるのか、とても不思議に思いました。
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