2006年12月

 韓国は旧暦使用ですからお正月は2月になりますが・・年末には日本と同じように会社や仲間同士で忘年会があります。しかし今年は不況ですから会社主催の全員の忘年会はありませんでした、仲間同士で少し寂しい忘年会となりました。

 不況といっても不動産の高騰で儲けた人も多いし、景気の良い大企業あります。ソウルの町を歩くと不景気な感じは全く感じられません。お金持ちは益々お金を儲け、庶民には不況の波が押し寄せるのは資本主義社会の宿命です。

 日頃お世話になっている賄いの「おばさんとその娘」を誘ってソウルの南山下のグランドハイアットホテルで忘年会兼クリスマスの祝いをすることになりました。一般庶民は一流ホテルでの食事はなかなかできません、雰囲気の良い場所でのフランス料理に母と娘が非常に喜んでくれましたので財布は少し軽くなりましたが良い思い出になったようでした。

ライトアップされた南大門

ところで中央日報では「忘年会」の「忘年」は元々「忘年之交」または「忘年之友」から来た言葉である。1年を忘れるという意味は韓国の生活文化には馴染みのない言葉であるから言い換えて「送年会(ソンヨンへ)」としようと提案していました。しかし日本と同じように「一年を忘れる集まり」として定着しているようだし、「送年会」という言い方を普及させるのは大変ではないかと思います。

この記事を書いた記者は日本と同じ意味の「忘年会」ではシックリしないのか?日本と同じは嫌いなのか?或いは私の考えすぎか・・。何度も忘年会(マンヨンへ)に出席したが雰囲気としては日本と同じでワイガヤで焼酎を飲んで「年忘れ」という感じです。

韓国では年末から「新年おめでとうございます」という挨拶します。まだ新年になっていませんから日本人には少し違和感があります。しかし韓国語でいう同じ意味の「セイヘポン マニパドゥセヨ」には違和感がないですね。言葉はその国の歴史、文化です、正しく使うことはいうまでもないです。

 

ホテル内部のツリー

クリスマスの夜景をスライドショーにしましたのでご覧下さい。

 夕食後はソウル市庁近くのルミナリエを観賞して帰りました。熱心なクリスチャンである同行のオバサンと娘が寒い中をクリスマスツリーに向かって祈る姿に感動をおぼえました。

 


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