夏の思い出

2003年9月

 韓国ではお盆という行事はありません、今年の会社の夏休みは8月4日の週から始まります、大企業は1週間ぐらい休みますが中小企業は日曜日を入れて4日間ぐらいが普通です。会社の夏休中は家族と一緒に故郷や海水浴に出掛けるのは日本と同じです。

 写真は日本海(東海)方面に行く嶺東(ヨンドン)高速道路の渋滞状況です、日曜日はもっと渋滞が発生するでしょう。道路が駐車場になったようです。

バカンス

土曜日午後の高速道路

 ソウル北部の北朝鮮に隣接するところに鉄原(チョロン)郡がありますがここにハンタン河という川が流れています。この川は急流が多くラフティングが人気があります、言葉を直訳すると「イカダくだり」なのだが、かって山奥から切り出した丸太を組んで流していたのをゴムボートで急流を下るというスリルと迫力のウオータースポーツに進化したものです。会社の同僚からこのラフテングに誘われましたので挑戦してきました。

リフティング

長雨で増水した川のラフティングはスリル満点で久しぶりに興奮しました。

リフティング

出発前のまだ余裕の写真(私は矢印)

 バンガローに泊まる予定でしたが現地の建物を見てガックリし急遽ホテルに変更しました。まだ韓国の田舎の観光地の宿泊施設は快適さでは遅れています。外国人が多く訪問する為には観光インフラの整備が必要です。

 このラフティングを経営している会社の若い社長がソニー製のデジタルカメラで撮った写真を会社のホームページに載せて御客に無料で自由にダウンロードさせるサービスをしていました。団体観光客の写真を撮り一枚1000円で売りつける何処かの国の商売とはかなり違います。

 私の住んでいる近くにサムソン・プラザという三星財閥系の大きな百貨店があります、小売り業界では百貨店が断然幅をきかせているのが韓国です。他にロッテ、現代、LGなどが頑張っています。

 百貨店で商品を見ていると必ず店員が来ていろいろ話しかけます、私の未熟な韓国語では何を言っているのか良くわからない・・見るだけよ!といって断りますがゆっくり商品を選びたい時は余計なお節介と言いたくなります。しかし韓国人には特にわずらわしくはないようで店員が来ないとサービスが悪いと感じるらしいです。

アパート

 日本で小売販売関係の仕事をした在韓の知人の意見ですが先進各国の小売り業界で百貨店が小売りの主流を占めていたのは、もう何十年も前のことだそうです。ですから韓国でももうすぐ百貨店の衰退が始まると予想しています。客は商品を自分の目でみて選びたいのが先進国の姿です。この点韓国小売業は都会では百貨店で、田舎では町の市場での販売がまだ中心ですからまだまだ後進国だと話してくれましたが・・さてどうなる事か?。

 しかし最近ソウル近郊でもスーパーが台頭してきていますから将来はスーパーが小売の主流になる日も近いのではと思います。

アパート

食品売り場はものすごい活気です!


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