新都市でお茶を飲む

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 ソウルの周辺には多くの新都市があります、この中の一つにソウルの中心から南に20qの所に政府が開発したニュータウンがあります、20年前は何も無い山だったのですが今では高層アパート(日本のマンション)、ショッピングセンター、道路など都市計画に基づいて作られた大都市です、アパート群の間は全て立体交差の道路が出来ていまして学校や大きな公園もあります。

この新都市の名前は盆唐(ブンダン)と言いましてソウルに通勤する人のベットタウンとなっています。ここに昨年三星グループが作った百貨店(三星プラザ)があります商品の品揃えは日本の一流百貨店と比べ遜色ありません。 昨年、雑誌「文芸春秋」で読んだのですが、この三星プラザの社長は確か日本人のはずです、ここのオーナーが日本で経験があるその道の実力者を引き抜いたそうで、この店のオープンまでの苦労話が載っていました。

 この町の外れに古い家を利用した変わった喫茶店があると言うので行って来ました、なるほど名前の「古家」の雰囲気の中で伝統的なお茶を飲ましてくれるお店でした。


ブンダン

 新都市(ブンダン)は人口が約70万人で電力、ガス、地域暖房、コミ処理など全てこの地域の中で供給、処理されているとの話しです。丁度この町が私が住んでいる的からソウルに行く中間に有りますので時々立寄り都会の雰囲気を味わって帰ります。アパート(マンション)の価格は24坪で1億1千万ウオン(円価は現レートで1千2百万円)ぐらいです。


 門の上にこの喫茶店の名前「古屋」と看板が漢字で書いて有りました。この雰囲気は日本にこのまま持っていっても違和感が有りません、韓国と日本は近いですね。

古屋

古屋


 柱や天井は古いままです、また各部屋の中に置いてある置き物や書籍は古いものでしたが家全体はかなり改良してあり、トイレは水洗式でした。まあこのくらいにしないとい今の若いお客には向かないのでしょう。

右

 大きなビンに入っているのは韓国緑茶です。濃い色の茶が名前をサンファ茶と呼んでいましたが色、味共に薬草茶です、効用が書いて有りまして「風邪、寒気、肉体疲労に効果有り」となっていました。料金は1人前4000ウオンでした。

お茶


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