夏の那須・茶臼岳

2021年7月

 5月に南月山(1775m)に登ったが平坦な山道は普通に歩けても急な登りや下山の途中では足腰や過去に捻挫した右くるぶしなどが痛くなり極端に速度が落ちた。カテーテル治療で今年の1月に入院した時の体力低下がまだ回復していないのかもしれないと思った。

 そこで朝のウォーキングで平地を歩くだけでなく筋力トレーニングが必要と感じてスクワットや神社の石段登りなどを併用した運動を続けている。

 もう歳で無理なのか、まだ登れるのか、登って見なければ解らない。梅雨が明けた日曜日(7月18日)に那須・茶臼岳(1915m)を登ってみようと実行した。

登山道に咲くヤマニナガ 急登の中間で一休み
 
 登山口からの700mの急登では5月の時より楽になったがやはり途中で休憩をした。その後は峠の避難小屋迄休まず登れた。ゆっくり過ぎて案内書にある50分のところ80分もかかってしまった。

 30分休憩して山頂に向かう、ここからの急登がキツイが休み、休みみ登る。スマホを出して写真を撮るのが休み時間になる。

夏空とケルン
 
 若者の足は早い!

  1時間で山頂近くの鳥居の前まで登った、感染予防で登山者の3割ぐらいがマスクしていたが、私は持参していたが息苦しくなり使用は出来なかった。
山頂にある鳥居

 再度出合った若いご夫婦は浦和からで昨夜は近くの温泉に泊まったようだ、愛犬と一緒に記念写真を撮れせてくれた。コロナ禍でも日県外から来た人や昨日温泉に宿泊した登山者などとの出会いがあり交流が出来た。

 
名はティンカ(♀)13歳 いつもの記念写真 
 マルバシモツケ ウラジロタデ 

 山頂に着いたのは11時になっていたので、3時間もかかったが日常から離れた大自然の中を汗をかきながら何も考えずに歩いて「無」になる。これが良いのだ!。

 登ってみての結論はゆっくりとマイペースで登ればこの茶臼岳程度はまだ、まだ登れそうな感じがした。
 
これから朝日岳へ向かう登山者

 下山もゆっくりで他の登山者に道を譲りながら歩いた。後半になると昔、捻挫した右のくるぶしが痛くなったがいつものことなので我慢する。

 避難小屋付近のベンチで休んでいると登山道を走っている若者がいた、若さっていいなぁ〜と思いつつビックリした。
大佐飛山方面を望む 走っている!!
 
 下山の最終の石段で休んでいると後から来た人が足が痛いですか?と聞かれた。右足をかばっての歩き姿を後から見てわかったようだ。

 登山口の駐車場に着いたのは午後2時だったので今日も往復6時間のゆっくり登山だった。無事に下山が出来たので山の神に感謝した。


山頂で思うこと!
 登山道を汗をかきながら無心で登り、山頂で爽やかな風に吹かれ夏の空、深緑の山並みを眺めて苦労した後の爽やかさを感じる。

 厳寒に耐えた草木、懸命に生きる昆虫たち、火山がつくった岩石などゆっくりと観賞していると、自然との対話に人生を重ねてしまう。

山並みをじっと眺めている登山者

 これからも山を登りたければ・・・日頃の運動は諦めないことだ。ストレッチと朝のウォーキングと神社の階段を息が切れるくらいに上り下りするすることも必要だ。

 余裕がない体では余裕のない心になり、せっかく素晴らしい景色を見ても楽しめなくなる。

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