ソウルから北東方面に車で2時間ぐらいのところにある「雲岳山(ウナクサン:936m)」という山は韓国の京畿道の五岳の中で一番美しい山であるとパンフレットに紹介されている。6時半にアパートまで迎えに来た車に乗って出発した、途中で朝食の「クッパ」をしっかり食べて登山口に着いたのは8時半だった。 登山客向けの店が開店の準備をしている時間だが、もう山に向かうグループが多い。入山料1600ウオンを支払いヒョンドンサ(懸金寺)の山門を潜るとすぐ右手に登山口の標識があった。
登り始めて1時間ぐらいでヌンソプバウイ(眉毛岩)という大きな岩が迫ってきた。眼下には韓国特有のなだらかな山並みが幾重にも重なって優美な姿が見えた。一休みしてからこの眉毛岩を巻いて急な岩山をワイヤーロープに捉まってよじ登るとピョンプンバウイ(屏風岩)という場所に出た。 眼下の屏風岩や周囲の風景を堪能し山に来た感激を味わう。ここから一旦谷を下がってから一直線に急角度の岩場をよじ登り山頂に向かうようだ。ステックとカメラをリックに入れた、腕力と脚力が勝負の登りだ! 急勾配の岩場で一休みしていると「手伝いましょうか?」と上から声を掛けてくれる青年がいた、「年寄りが大変だろうと・・」思われているかと思うとありがたいが・・クソ!という気持ちもあってか「ケンチャナヨ」と元気の良い声が出た!。