2017年7月 |
熊野古道や大和路への一人旅をした時は全て自身で交通・ホテル・現地の歩き方など調べて実行してきた。 計画することや自由に歩ける楽しさなど味わうことが出来るがかなりの時間と労力が必要だった。 今度は、このことも考えて「一人参加限定の旅」というツアーに参加した。内容は「おひとり参加限定の旅」・・・ 十和田湖・奥入瀬・蔦沼と翌日は白神山地散策二泊三日で59,900円の払い込みだった。 |
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十和田湖・奥入瀬渓谷(7月16日) | |||||||||||
十和田湖は初冬と秋に二度ほど来ているので特に興味は感じなかったが団体ツアーだから参加した皆さんの後について見て回った。
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「乙女の像」に至る「開運の小径」を歩いて行くと右側に「十和田神社」と表示があった。整然とした杉木立の中に竜神をかたどった手水舎が見え十和田神社へつながる道を少し歩くとすぐに本殿に出た。本殿に向かって礼拝してからじっくり建物を見上げると細かい造作の彫刻など重厚な建築美に荘厳さを感じた。
十和田湖から「子の口」と呼ばれる場所でバスを下車したが、ここからが「奥入瀬渓流」で水の流れが生む躍動感あふれる景観が有名である。歩き始めるとすぐ水音高らかに水しぶきをあげる堂々たる「銚子大滝」を眺められた。
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「銚子大滝」の次に「九段の滝」があり、その後もいろいろな滝がありガイドから説明を受けたが後から思いだせない。「白糸の滝」「雲井の滝」「双(とも)白髪の滝」「玉簾の滝」などの名前は記憶にあるがさて写真をみてどれがどうだったのかすべては忘却の彼方へいってしまって美しい風景のみが蘇っている。
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奥入瀬渓谷を堪能した後に訪問したのは南八甲田山麓にある蔦温泉近くの「蔦沼」だった。温泉の駐車場から少し歩くと「蔦沼」に出た、この蔦沼周辺は赤倉岳(1298m)の噴火により数多くの沼が誕生し「蔦沼、鏡沼、月沼、瓢箪沼、菅沼、長沼、赤沼」の7つの沼があるようだ。「赤沼」を除く6つの沼を散策できる「沼めぐりの小路」が整備されているので秋の紅葉時期などは絶好のハイキングコースかもしれない。
この蔦沼から一時間以上かけて五所川原まで行き市内の食堂で夕食を食べてビジネスホテルに到着したが、これも一人旅限定ツアーだから仕方がない、ホテル側で近くの温泉まで無料バスを出してくれたが明日の事を考えて遠慮し部屋で休んだ。 |
白神山地を歩く(7月16日) | |||||||||
朝からあいにくの無情の雨が降っていた。8時に出発し白神山地の「アクアビレッジANMON」に着いたのは10時頃になった。ブナの巨木をマイクロバスに乗り換えて見に行く事になってなっていたが連絡ミスでバスが来ていない。 添乗員さんが走り回った結果は先にブナ林の散策をすることになった。このツアーのメイン訪問地だが雨は依然として降り続いているので気が滅入る。 |
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世界自然遺産登録地域内に設置された遊歩道で、白神山地の自然環境・ブナ林を手軽に体感できる散策コースだがゆっくりブナ林や野草の観察する気持ちの余裕もなく約50分ぐらいで一周した。 |
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雨の中の散策から戻ってくる途中の渓谷は降り続く雨でかなり水かさがが増していたので驚いた。出発地点の「アクアビレッジANMON」にはお風呂やお土産物販売、食堂などあるこの地区の拠点である。 マイクロバスに乗り換えて「マザーツリー」と呼ばれているブナの巨木のある津軽峠まで約40分ぐらい細い山道を登ると「ぶな巨木ふれあいの径」の標柱がある所が津軽峠の駐車場があった。 駐車場から細い道を5,6分でマザーツリーに出会った。見上げたが考えていたほどの巨木のイメージは無かった、雨の中では記念の写真を撮って早々にバスに戻った。 |
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マザーツリーの見学から戻って昼食の弁当を食べると今回のツアーは終了である。今回のツアーの主目的の地世界遺産の白神山地を少しでも味わいたいと思って参加したが無情の雨で台無しになってしまった。ここまで来たので個人旅行ならもう一泊して雨のない他のコースを散策したかったが残念ながら仕方が無い。 |
帰りに豪雨で交通止めに合う | ||||
  | 東北自動車道に入ると途中の河川が水かさが増して一部で交通止めになったというニュースが入った、地元の道路に詳しい観光バスなので一般道路に降りて迂回すると説明が添乗員からあった。盛岡駅発の新幹線に間に合うのか心配だったがなんとかギリギリで間に合った。
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一人旅ツアーに参加して感じたこと | ||
初めて「一人旅」ツアーに参加した感想は・・払い込み金額に割高感があるが、今回の目的地を個人で行くとなるとレンタカー利用になる。公共交通の利用では二日間では到底無理でタクシーの利用などではかえって費用は高くなるしレンタカーのナビ頼りでは自信が無い。事故を考えると一人での旅は家族も反対で不可能である。 ツアーの旅は個人の自由が少ないのは仕方が無いが、もう少し目的地を絞り現地での自由時間を長く出来るともっと良かったが新幹線、バスの連携で目的地を短時間で気楽に回れたことと、病気の発生などの緊急事態に対する安心感があったことは何より良かった。 ・一人旅だから朝食付きのビジネスホテルは快適だった。 ・弁当を含めて夕食も良かった。 ・添乗員の心使いがソフトで感じが良かった。
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