2005年5月

 日本の中年主婦の間ではまだまだヨン様人気は衰えませんし、「冬のソナタ」の撮影地への観光もまだ盛んです。先日は2千名以上の観光客が仁川空港からバス50台以上で春川市への観光に来ました、地元の春川市ではこの受入準備に頭を痛めているというニュースが韓国のTVでも放送されました。

 政治的には反日・嫌韓の状態が続いている最中ですが日本の女性たちはあまり関係ないようです、韓国人も一般人は日常の生活が大切で反日どころではないのです、独島(竹島)や歴史問題などは専門家に任せておけばよいというのが日常的になっているのです。

 冬ソナやヨン様についての意見・異論・様々ありますが今回私の姪と知人が韓流にはまって初めて韓国を訪問しましたので会社から車と運転手を借用して案内しました。

◆思い出ををスライド写真集にしましたのでご覧下さい。◆

ナンミソムのシンボル「メタセコイヤ並木道」
食事のシンボル・春川鶏肉(チュンチョンタッカルビ)

 子供ももう大学生になった、仕事に家事に頑張りすぎて、心も体も何だか疲れてしまった…そんなとき、ふと現実を離れて自分を解き放つ旅に出てみたい気持ちは解ります。冬のソナタの撮影地に来て封印してきたはかない恋心がよみがえるのでしょうか、忘れかけていた時代が忽然と周囲の風景に溶け込んで気持ちが高ぶるようです。

 夫や子供や家からも離れて一人の人間に戻りたい時があります、長い道を歩いてきた旅人がふと足をとめて傍らの泉から水を飲んだようなほんのひと時の憩いにすぎないかもしれません。

 「女の本当の人生は50歳から」という本が出ていますが「もう」「いまさら」ではなく、「まだまだ」「これからよ」で日々を生きることの大切さを感じるのです。帰国後はまた元の現実がありますが今回の旅が日常生活の活力に繋がれば幸いです。


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