日本糾弾、韓国全土に広がる


日本の歴史教科書歪曲に対する反発が全国に広がっている。自治団体らが日本に歪曲教科書の是正を直接要求し、韓日交流事業が相次いで中断されるうえ、従軍慰安婦出身おばあさんらが日本糾弾に乗り出すなど、両国間葛藤は日増しに深刻になっている。 

日本が歴史教科書に「済州道(チェジュド)が倭寇の拠点」と記述したことと関連、禹瑾敏(ウ・クンミン)済州道支社は11日、渡辺英雄済州駐在日本国総領事を執務室に呼んで公式抗議した。 禹知事はこの席で、「済州道民を冒とくする根拠の無い歴史歪曲を是正しなさい」と要求した。  済州道はこの日開かれる「第9回韓日本海峡沿岸市・道・県会議」を無期限延期した。これに伴い、1993年から済州道と釜山(プサン)・慶尚南道(キョンサンナムド)・ 全羅南道(チョンラナムド)、日本の長崎・佐賀・福岡・山口県など、両国地方自治体が水産資源問題などを協議してきた会議が初めて中断された。

[ここで指摘された済州道が倭寇の拠点という記述はいくら探しても無いのですが修正前の内容なのか?しかしこれが冒涜に値することなのか私は疑問ですね]

訪日中の董文星(トン・ムンソン)束草(ソクチョ)市長も11日、姉妹都市の米子市と鳥取県知事を訪問、歪曲教科書を採択しないよう促した。江陵市(カンルンシ)も24〜26日に予定された埼玉県自治部市議員らの訪問を拒否することにした。

慰安婦出身おばあさん8人と市民団体会員など40人余りは同日、ソウル鍾路(チョンロ)にある日本大使館前で定例水曜集会を開き、日本を激しく糾弾した。 集会に参加したおばあさんらは「後世のためにでも教科書歪曲問題は絶対譲歩出来ない」とし、日章旗と日本産タバコを燃やした。  ワールドカップ組織委員会は大会開幕D−200日を前後に、11月初め、ソウルと東京で開催する予定だった両国大衆歌手の大規模交換公演が難しいと見て、対策作りに悩んでいる。

「日本側では憂慮のニュースも出ているが相手が止めたいのというならしょうがない、と極めて冷静に受け止めている。これが韓国側からみると「無視している」ようにとられるのだが・・・。」

国立オペラ団は日本長崎港を背景に着物を着た女主人公が登場するプッチーニのオペラ『蝶々夫人』を来年度舞台に上げる予定だったが、最近、取消した。 一方、10月日本大使館側主催で大田(テジョン)で開かれる予定だった日本文化展示・公演行事の「日本週間(JapanWeek)」も取り消されること報道された。

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