2004年4月

1995年に販売拠点をホーチーミン市に設置し韓国人スタッフと共に現地従業員を4名採用し販売活動を開始しましたが商品力や販売ネットワークの貧弱さなどで苦戦が続き韓国人は撤収しました。1998年に韓国を襲った経済危機では閉鎖を検討したこともありましたが現地従業員の努力と韓国側の頑張りで細々ながら事業は継続していました。

この度、海外販売の拡充の一環として100%出資の現地会社を設立し部品から一貫して製造・販売する体制を作り再挑戦することになりました。不況の中でベトナムに工場を作るのは中小企業としては大変ですが「ともかくやってみる」という韓国人のパワーにはいつも驚かされます。

 

 

ホーチーミン市の空港から車で約40分の場所にある工業団地は日本の日商岩井が出資して開発した工業団地ですので道路・電気・水などのインフラは完備されています。日系企業と韓国系企業が多く進出してます。この団地の中にある現地会社の概要です。

現地会社の正門
正門前の看板

 

ベトナム人は仕事に対して責任感があり細かい組立作業も確実に実行してくれます、特にこの会社の責任者は過去9年近く勤務して苦しい時も誠実に現地の経営を守ったことは評価しても良いのではと思います。

設備設置指導員の教育 現地女子作業者

現地会社の総建築面積は400坪で事務所・トイレなどの付属施設は完備しています、後部の200坪は他の会社に貸与し正面側の200坪を現地会社として活用する予定です。200坪の貸与金額は月当り20万円で希望会社を募集しています。

建物が2月に完成し現在組立を中心とした設備の設置と現地従業員の教育訓練を実施中です。現地会社の販売額は現在15万US$/年間ですが今後は従業員は韓国人社長を含めて16名とし、本年度中には60万US$の販売を達成する見込みです。

製造現場は今後整備する予定
200坪の工場内部はまだ余裕がある。

 ベトナムに関する参考文献です。

「ベトナムで見た中国以上の価値と魅力」(一橋大学教授・関 満博氏)
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