2003年 1月

2002年度について振り返ってみると、日本経済は相変わらずどん底で全く回復の兆しも見えない。この会社は輸出の80%は日本向けですので大きな影響を受け対前年比受注量は30%近く減少しました。しかし韓国の経済はGDP6%前後の成長が達成されそうで非常に元気が良いのです、国内需要の需要拡大とシアーアップと日本以外の輸出拡大によりトータルとして対前年比13%アップの成長を果たすことが出来ました。

2003年の課題はなんといっても次世代商品の開発であると思います、物つくりでは世界市場で品質と価格とスピードで勝つ生産革新の実行です。

本年も韓国政府の経済見通しでは後半から経済が立ち直り年間6%以上の成長を目指しています、国内では新商品投入によるシェアーアップ、また輸出では日本への継続的な販売努力と共に世界の工場として発展を続けている中国にも今年の重点販売先として力を入れ10%以上の成長を実現させたいと思います。 


1. 良かった点
国内市場でのシェアーアップと日本市場開拓の拠点ができた。
BrandImage up作戦が効果を出した。
ERPシステムが完成し稼動始めた。


2. 反省すべき点
輸出目標が達成出来なかった。
受配電盤メーカーへの拡販が不足であった。
相変わらず主要外注からの品質レベルが向上しない。
新商品開発が遅れた。


以前から指摘していた開発力の弱さを強化するため、新商品専門部隊を別組織とし発足させた、これからの開発スピードのアップに繋がると思う。


Vision2004の中間の年に当たりますので今年の目標はなんとしても達成させなければならない。そのためには各部門がなにをすべきか部門目標達成に向けた力のある行動が必要である。幸い国内市場はシェアーがアップしているのでこの勢いを落とさずに新たな施策を実行する、また商品力強化のためには開発、製造の革新が必要です。

今年も中小企業の強みであるスピードのある会社に変革していきたいと思います。

  1. 四つの革新運動 
    開発の革新
    販売の革新
    生産の革新
    管理の革新
  2. 主な施策
    販売方式の多様化(スペックイン・代理店増・直販)とシェアーアップ
    配送システムの改善による物流合理化
    次世代商品の開発専門部隊の活用
    生産革新とERPの活用
    商品開発のための人材の拡充

商品開発の専門部隊から生み出される商品を早く市場に出すスピードが重要です。また中国・日本に対しての拡販作戦が成果を出せるかどうかの重要な年でもあります、日本人エンジニアの増強もあったので是非とも今年の開発目標は達成させたい。

昨年度の実績と本年度の計画を過去からのトレンドで示します。