00年度の反省と2001年度の計画

2001年 1月

昨年度は輸出の増加、国内販売の増加により増産に追われ忙しい1年間でした、お蔭様で対前年70%アップの成長が出来ました事をまずは祝いたいと思います。

本年度の見通しについては昨年末に韓国開発研究院の数字が出ていました、GDP(国内総生産)が2000年度の8.9%から5.4%に下がり物価上昇率が2.5%から3.7%に上昇するとの事でした、昨年度の後半に東亜建設、大宇自動車、などの財閥系の大手企業が倒産しましたし現代建設も危機が続いています、また金融関係の構造調整もこれからですから本年度は経済的にはかなり困難な状況が予想されます。
 しかし新製品の投入と新規市場の開拓で目標の約30%の成長を成し遂げたいと思います。

2000年度の反省

1. 良かった点
日本某電機会社の委託製品が無検査になるまで品質レベルが向上できた
輸出100作戦(年間輸出100億ウオン)がほぼ達成できた。
国内販売拠点が整備されシェアーがアップした。
MCCBの電気用品番号が全て取得でき日本市場開拓の第一歩が踏み出せた。
LCA(Low Cost Automation)の成果が実績として出てきた。


2. 反省すべき点
生産管理システムの改善が依然として進まない。
外注会社の品質レベルが上がらない。
新商品開発が少なかった(OEM供給が多かった)。
Brand Image up作戦が不発であった。


生産管理システムの改革と外注会社の改善は韓国の実情をふまえ考えないと無理であり、日本のシステムをそのまま持ってきても実行不可能である。時間がかかってもやり遂げたい内容です。

2001年の計画

韓国経済に多少問題があっても特徴ある新商品の開発と物作りの改革で海外市場及び国内市場での拡販を図り計画の実現を目指したいと思います。
  1. 主な課題
     
    部品品質の更なる向上と安定化
    電子化新商品の開発
    短納期対策
    外注会社の品質レベルの向上

  2. 主な施策
    5S運動の更なるレベルアップと非定常作業管理の定着化
    部品及び製品評価設備の導入と受入れ検査機能の拡充
    配送センター設置による短納期対応
    デザイン変更によるイメージアップ
    生産―販売管理システムの完成
    新商品の開発(小型MCCB、付属品、新型CP、応用品)

21世紀の始まりです、技術力の向上のため「人づくり」と「技術基盤整備」を社長にお願いしました。

前年度の実績と本年度の生産計画は次の通りです。

単位:億ウォン

99年(実績) 00年(実績) 01年(計画)
国内 48 87 100
輸出 48 93 120
合計 96 180 220

グラフ