山の日の茶臼岳

2020年8月

 コロナ禍で自粛生活が続き、長い梅雨が明けたら猛烈な暑さが続いている。8月10日(月)は「山の日」で予想天気も良さそうだので今年初めての山登りに挑戦することにした。

 駐車場を確保するため早く起きて早く食べ自宅を早めに出て、6時半ごろに県営駐車場に着いのだが既に満車で空きが無い、ぐるぐる回って戻ってロープウエイ駅の駐車場へ、ここも一番上の駐車場はふさがりそうであった。

 ここから登山口まで少し登って、登山口で届を出そうと扉を開けたら一枚もない。後続の埼玉県から来たグループの若者が登山届が空っぽになるほど多いいってことかとつぶやいた。
ロープウエイ駅から出発する 鳥居を潜り石段を登る
 
 ギボウシの花? 花と一緒に写真をと一休み!
 いつもの事だが身体が慣れていないのか登り始めの階段道が苦しい、途中で紫の花が咲く群落があった、
葉形から推定するとギボウシの一種だろうと思う。

 見通しが良い所まで登ると少し楽になった。遠くに峠の茶屋避難小屋が見え多くの登山者が列を作って登っている。
 
登山者の列  朝日岳を登る人影が見える
 

  出発してから1時間15分で避難小屋に着いた、見晴らしの良いベンチで休んでいると中高年の夫婦が隣に休憩した。名古屋にある会社を退職したので自宅を売り払って那須の別荘に移り住んだという。

 那須に移住してまだ3か月過ぎた、思った通りの良い環境でこれから自由を謳歌したいらしい。65歳と聞いたので人生はこれから、私よりずっと若いのだからゆっくりの生活も良いがまだまだ頑張れると話した。
 
避難小屋の先で休憩する

  山頂に向けて出発、今まで何度も登った急登道で3人の若い女性が降りて来た、一人が初めての登山で疲れたと話している。

 まだ9時半だから朝日岳に行こうか?止めようか?と話しているから、横合いから若い時は挑戦する心も必要、ゆっくり登れば安全だよ。苦労の先にきっと感動があるぞ!と自分に言い聞かせたような話をして別れた。どうしかたかな彼女達は?
いつもの岩の道 多くの人にお先にどうぞ・・

 急な登りが終わりお釜口という表示柱のとこまで登ればもう山頂は近い、向こうに見える稜線を登っている登山者の列はロープウエイを利用して来た人達だ。9時40分だから避難小屋で休んでからちょうど40分かかった。

 
ここまで登れば山頂は近い

  カメのような山登りで山頂に着いたのは10時だったから、登山口から休憩を含めると2時間40分かかったことになる。今年初めての山登りで体力不足を心配したがなんとか登れた。
 
 風が吹き抜ける山頂で食べるおむすびは一味違っておいしい。周囲には多くのグループや家族連れが輪になって食べたり飲んだりしている。今日の茶臼山頂は大賑わいだ。

記念写真を撮って貰い、おむすびで休憩

 コロナ感染防止の中での山登りだが、スカーフのような布で顔を覆っている女性には数人出会った以外はマスクを付けている人は居なかった。今日の茶臼岳登山で多少の自信が出来たようだ、次は朝日岳に行こうと思う。

 ロープウエイ駅の駐車場を拝借したので帰りはロープウエイ山頂駅に向かった。ロープウエイの山頂駅に入る前にマスクをしたが構内に入ったら全員がマスク姿になったから皆マスク持参の山登りだった。
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