リンドウが咲く南月山登山

2016年9月

 那須山のエゾリンドウが見頃になったという新聞情報があったので那須ロープウエイ駅から山頂駅まで一気に登り南月山(1776m)へ向かった。山の上ではもう秋の空模様になっていた。この時期にはリンドウ目当てに登る登山者が多かった。
   
牛か首経由で南月山に向かう
 大きな三脚を二つを持った中高年者の人が居たので聞いてみると、「今日は風景も撮るが・・予報では今晩も晴れるので星空を撮影するために来たという」明日の朝までこの山で過ごすというが・・・テントを持っている様子もない、話しを聞くと星空を眺めながら岩陰で仮眠をするそうである。星空を撮影するアマチュア写真家のようだがこのバイタリティーに驚いた。
                  
 
茶臼岳のふもとのエゾリンドウ
ススキと茶臼岳の溶岩ドーム

 ロープウエイ山頂駅から「牛か首」までの山道にはところどころでエゾリンドウが可憐な姿で咲いていた。
   
エゾリンドウ

  牛か首から日の出平に登る途中では青紫色で兜の形のような花が咲いている、変わっている形で綺麗な花だが怖いヤマトリカブト(山鳥兜)だ。有毒で特に根に猛毒が有るらしいから触れないように注意して撮影した。

 
猛毒のあるヤマトリカブト(山鳥兜)があちこちに咲いてた
若い夫婦の登山者に撮ってもらった シラネニンジン
イワインチン(別名イワヨモギ) 南月山(1776m)山頂の表示板


南月山の山頂下にある石像

  ロープウエイ山頂駅から9時に出発し南月山(1776m)の山頂には11時に到着した。休憩をゆっくり取って下山して行くと右手に沼原揚水発電所の調整池と男鹿山塊がきれいに見えた。


沼原調整池

 牛か首から峠の茶屋非難小屋までの道は途中に噴気孔群があり「無間地獄」と呼ばれている。茶臼岳で最も活発に噴気を上げているところを見上げていると老夫婦に出会った。

 先方から声がかかったので話してしてみると茶臼岳からの下山の途中でお二人は82歳と79歳の夫婦で山歩きが趣味だというのでビックリした。「私の歳を聞いて我々より若いからまだまだ山登りは頑張れる」とハッパをかけれた。

 
 活発に噴煙を上げている「無限地獄」 
 
 跡避難小屋からの下山道の途中にもリンドウが咲いていた
今日の山歩きの最後に通り抜けた鳥居
 天候に恵まれ見頃のエゾリンドウを十分に観賞で来たので計画していた茶臼岳には登らずに早めに県営駐車場を経由してロープウエイ駅まで戻った。9時から14時まで山の空気とリンドウと秋のような空を堪能できた健康山歩きだった。


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