2018.10

 ソウル近郊の山々は道峰山(ドボンサン:740m)、北漢山(836.5m)、北岳山(プッガサン:342m)、水落山(スラクサン:638m)、冠岳山(クァナクサン:632m)などで標高は高くないが山頂付近は岩が多く変化に富んでいてソウル市民の格好の山登りやトレッキングコースが出来ます。

 2015年4月末に北岳山(プッガサン)に登って彰義門(チャンイムン)という場所に下山する時に前方に見えたのが仁王山(イワンサン:338.2m)で機会があったら登ろうと思っていた山であった。景福宮駅(2号線)で降りて登って行くと大勢の女性の軍団に出会った、山登りかと思ったら歴史探訪の会だという。このような歩いて歴史を訪ねる会は女性が主体なのは日本と同じだ。

▲女性団体の歴史を訪ねる会 仁王山の景観(クリックで拡大)
 ▲振り返ると城壁が続いていた ▲ゲートの入り口から眺めた登山道 
 
 登山口らしき階段があり登ろうとしたら入口の扉が閉まっていた。近くに居た人に聞いたら月曜日は山は休みで登れないと言う、エー・・山も休むのか!と一瞬思った。土日はこの小さな山に1000人以上が登るらしいから自然保護というのは表向きで大統領官邸に近い場所だから多くの監視員の休息日かもしれない。

   
 ▲コスモスが美しく咲いている山道  ▲半分ぐらいは登ったら階段があった
 
 山登りが出来ないのでは仕方がないと思いつつ山並みを眺めていたら・・・ゲートの少し先に細い登り口があり、後から来た中年の韓国人がその狭い登り口から登ろうとしていた。

 同行の金さんが大丈夫ですか?と聞いたら問題ないとの返事!それでは我々も後について一緒に行こうと登り始めたが・・・早い、早いとても早く歩くので付いて行くのは諦めた。

▲山頂には登れず戻る ▲中腹のハイキングコースを歩く
 
 途中であそこが山頂かと見上げていたら、上から降りてくる夫婦がこの上にゲートがあり山頂には行けないとの話してくれた。結局山頂まで登るのは諦めて中腹に出来ているトレッキングコースを歩いて西大門駅まで降りることにした。

 
▲巨大な石の下の山道をくぐる

▲この岩の上によじ登ったが危なかった

 降りて行くと岩陰には多くの登山客が昼食中だった、山が休みと言っていたが結構入山している人が多い。紅葉には少し早かったが休憩所で駅近くで買って来た昼食のキンパブを食べた。

 今が唐辛子の収穫時期だ、おばさんが唐辛子を広げて販売していた。おばさんに挨拶しただけでそれ以上は話が出来ない、韓国語能力がないのが悔しい。少し下がると前方に山が見える岩山が鞍山(アン山)であった。次にこの山に登ろうと思いながら駅に向かった、青空は見えなかったが雨にも合わず二時間半の山歩きだった。
         

 
▲昼食のキンパブ
▲唐辛子の販売 ▲先に鞍山(アンサン)の姿


山から戻ると昔一緒に仕事をしたペーさんが待っていてくれた。彼とはウンギル会という日韓山登り会(日本人2、韓国人3)を作って一緒に行動した山仲間でもある。
今は小さいながらも会社設立し日本向けの事業をしている社長になっていた。

日韓関係ビジネスの苦労話などの話を聞いた。若さというのはいいものだリスクを恐れず果敢に新規事業に挑戦している話を聞き感動した。

山行きを案内してくれた韓国の友人にも感謝!!

▲韓国に来たら一度は食べるブテチゲを食べながら歓談



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