2015.4 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地下鉄4号線の明洞駅から10分程度の漢城大入口(ハンソンデイルグ)で下車した。ここから2112番の バスに乗って終点で降ると臥竜公園と思っていたらどうも通り過ぎたらしいことが解った。 バスはUターンして乗客を降ろすと直ぐにスタートして行った。降りて食料と飲料水を買おうと周囲を見回したが 売店が無い、先に行けば有ると考えて坂道を登って行くと降りてくる付近の人と出会った。この人の話では この先には売店は無いという、飲料水が無い山歩きは出来ないがこれから戻ることも出来ない。 駅で買い物をしなかった金さんを責めても仕方がないと思いながら歩い行くと お寺があった山門には「北岳山八正寺」とあった。 金さんも責任を感じたのか寺の中に入って行って住職らしき人に飲料水を分けてもらえないか交渉していた。 後からついて行くと部屋の中から年配の女性(住職の奥さん?)が出てきて使用済みのペットボトルを洗って 中に飲料水を入れてくれた。二本もいただき韓国人の優しい心にふれて感動した。
食料はないが2〜3時間のハイキングだから飴などで我慢することにして、近くの木道の登り階段からも つながっているので登って行くと新緑の中に伝統家屋「三清閣(サムチョンガッ)」が展望できた。 少し登ると左方面の臥竜公園(ワリョンコンウォン)から登ってくるグループの人達と出会った、多くの人が ハイキングを楽しむ場所でもあるようだ。緩やかな山道を登って行くと柵で囲まれた彰義門案内所という 入山者をチェックする関所に出た。韓国人は身分証明書、外国人はここでパスポートと申請書出して 探訪許可証を受け取り首から掛けてから登ることになった。 案内所から歩くこと20分ほどで山中に突如大きな門が現れた。粛靖門(スッチョンムン)でまたの名を 北大門(ブッデムン)と呼び、東大門や南大門と並ぶ、ソウルの四大門の1つだけに立派な門になっていた。
ここからはソウル市内の中心部が見えるが大統領官邸の青瓦台があるので警備員がいてカメラ撮影を監視して いる市内方面は撮影禁止であるという。さらに進むと、見晴らしのいい青雲台(チョンウンデ293m)に到着した。 この先には銃弾痕の残る木があった。これは1968年1月21日、北朝鮮の武装ゲリラが青瓦台を襲撃するために 侵入し、韓国軍警と激しい銃撃戦が起きた際の銃弾痕が松でここは撮影はOKだったがその後の操作ミスで 削除していまった。そして白岳マル(頂上)に着いた、近くの切り株のベンチで飴と水を飲んで休憩した。
城郭の北側はソウル近郊の最も高い山で市民にしたしまれている北漢山が眺望できた、右側の尖った ところが主峰の白雲台/ペクンデ(836.5m)である。 2005年に登った思い出のページもご笑覧下さい。 北嶽山(ブッカンサン)に登る(05−4−22)
後で解ったことだがここから彰義門(チャンイムン)への道は急な降り階段の連続であるので、こちらから 登ってくるのは膝への負担が大きくて大変である。中年の人達がフゥフゥしなが登って来ている姿をみると 我々が登って来たコースが正解かもしれない。
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