2009.2
 

   北漢(プッカン)山はソウル市民の四季折々の憩いの山であり、健康つくりの山でもあるので非常に親しまれている。このため北漢山系(主峰837m)には20〜30の登山道が整備されて変化に富んだ岩登りやハイキングが出来るのである。今回で4回目の北漢山だが、まだ登っていない西側の「碑峰(ビボン:560m)」から「チョットリ峰(358m)」を回って来た。

   世宗文化会館の前からバスを待っていたが急に気が変わってタクシーを使うことにした。以前も確かタクシーで「キク」という街の登山口まで使った事を思い出したのだ。タクシーを降りて30分も歩くと大南門(テナンムン)に直進する道と碑峰(ビボン)に登る道の分岐路になった。ここを左に折れて渓谷沿いに登リ始めると年配夫婦がゆっくりと登っているのに出合った。
   
 碑峰への登山口。
クリックすると歩いた登山ルート(拡大図)。
渓谷に沿っての登山道を登る。
沢の水も凍り付いている。
尾根に出ると碑峰(ビボン)が見えた
碑峰の岩登りに挑戦する。

   
 夫婦を追い抜こうとした時に突然おじさんから「日本人ですか・・?どこから来ました・・?」と流暢な日本語で質問を受けた。

 これがきっかけでいろいろ話をしてみると崔さんと言って83歳だという、毎朝1時間歩き、時々山に登っているらしい。私の歳を聞いた後「まだ若いのだから頑張りなさい」とハッパをかけれれた。

 1時間ぐらい登ると面を登ると僧伽寺(スンカサ)という寺へ通じる場所に出た。以前来た時は僧伽寺までお参りに行ったが今回は少し休憩してまた急な道を登って行くと・・アジュマ(おばさん)が二人でリンゴを食べながら休憩していた。先ほど何やら韓国語で聞かれたが日本人だから解らないと答えた人だった、リンゴを食べないかというからご馳走になることにした。

 同行の金さんはもう尾根に出ているはずだ、まァ〜ゆっくり行こうと坐り込んでリンゴを食べてから尾根まで一気に登った。見覚えのある岩の碑峰(ビボン)が目前に迫って見えた。


 
碑峰に登りおっかなびっくり下を覗く。
若者は危険なところでも携帯電話?
振り返って・・登って来た碑峰を眺める。
あんなところ良く登ってきた・・・感心する!。

 

 
 山頂で出会ったのが偶然にも同年齢の白さんという人だった、同じ方向に行くから一緒に行こうということになった。しかしこの人は歩くのが早い!、私より2倍ぐらい早い感じである。後を付いて行くのが大変だ、どうしても遅れてしまう。チョットリ峰にやっと到着したがこの岩山もすたすたと登ってしまった。


 
別の登山道からも登ってくる。
チョットリ峰(358m)が見えてきた。
岩の隙間を登って行く。
チョットリ峰の上にやっと登った。
ヒャンロ峰(535m)は魅力を感じたが縦走は危険で素人は無理のようだ
下山路で見る岩と言う岩には必ず人影があった

   チョットリ峰の岩の上で私を待っていた白さんから「あなたは運動不足だからもっと運動した方がよい」とアドバイスを受ける始末だった。

 この人毎日タバコ2箱、韓国焼酎2本を飲み、この北嶽山には月に24回ぐらい登るという。登山同行会では自分は若い方でみんな80歳から90歳の人で同じスピードで山歩きをしているというから驚きだ。韓国人の体力は一体どうなっているのだろうか一瞬考え込んでしまった?

 白さんとは下山後にマッコリ酒とニラチジミで乾杯し別れたが・・・今日の山歩きはなんと刺激的な日であったことか・・・。

 
白さんが懸命に説明してくれるが・・
やっと登ったが一休みすれば・・再起動
多くの穴があり占い師が籠って祈っているという岩山 下山したブルガン洞登山口

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