2008.7
 
 
 ソウルの北にある北漢山のカルバウイ(包丁岩)稜線を登りました。高さは600m前後で高くはないが包丁という名前のように稜線が鋭く尖っているところを登るので多少は危険ですがゆっくり登れば問題はありませんよという説明で案内者に付いて登りました。

143番のバスの終点まで乗る 登山口までの道
中間地点で見るカルバウイ稜線
 
 ソウル市内の鐘路からバスで終点のチョンヌンという場所まで約30分です。バスを降りて少し下るとファミリーマートがあります。ここから左に曲がってアパートの傍を通過しお寺を抜け少し行くと登山口です。標識の示す方向に階段状の急な道が続いています。1時間ぐらい登り少し下がったところが本格的なカルバウイ稜線の取っ付きの分岐路に出た。

 切立った岩を注意してよじ登って行く、次々と現れる急角度の岩を乗り越え一休みした。空を仰ぐと急に雲行きが怪しくなってきている、風も強くなってきた黒い雲が迫ってきているのでこれは雨になる・・・さて下山かと思ったが今まで登ったルートを考えると雨になったら下りが難しいと同行の金さんと話し合いこのまま頂上を目指すことにした。


ソウルの町並みが見える
 汗が噴き出るが拭いている余裕はない、両手両足で足場を確保しながら30分も岩をよじ登るとそこがこの稜線の頂上だった。
細い道を注意して渡る 頂上の岩場で一息する
 
 一休みして記念写真など撮っていると急速に天候が悪化してきた、下方からガスが吹き上がり周囲の見通しは全く良くなくなった。と思った途端、大粒の雨が降ってきた、慌てて雨具を付けてリックを背負い歩き始めた。北漢山城の城壁のある所まで岩道を滑らないようにゆっくりと注意しながら城壁のあるところまでたどり着いた。登り始めてから2時間ぐらいでこの稜線を通過することが出来ました。

振り返ると今まで登って来た稜線が危険な姿で見えた!
 
 北漢山城の城壁から振り返ると今まで乗り越えてきたカルバウイ稜線が見える、あんなところよくぞ登れたものだと思ったが登っているときにはあまり怖さは感じません。雨が激しくなってきたので近くのポグ門から登山口まで下山することにした。途中で雨を避けてキンパ(韓国のり巻き)食べ、今日の山歩きは約5時間で終了でした。
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