2003年2月



ソウルに刻まれた日本」(鄭雲鉉著 武井一訳 1999年発行 桐書房社発行)という本があります、この本を読んで戦後半世紀経った現在でもソウルにはかなりの日本時代の建物や過去の残骸が残っていることが解りました。

自分自身で確認したい欲求にかられ寒い日曜日でしたがソウルの町を地図を頼りに訪ねて来ました。内容はここをクリックしてご覧ください。

現在では無くなりましたが日本時代の象徴というべき建物の過去と現在を比較しましたのでこれも合わせてご覧ください。

ソウルを訪問する観光客が必ず訪れる景福宮は朝鮮王朝の正宮です、これが日本時代にかなりの部分撤去されここに朝鮮総督府庁舎が建てられました。独立後は政府の庁舎や国立中央博物館として使用されていました。博物館時代に二度ほど訪問したことがありますが総大理石作りの立派な建物だったことを記憶してます。
1995年8月15日光復(解放)50周年を迎えるにあたり保存か撤去かかなり議論がありましたが韓国政府は日本時代の残滓を清算して民族の精気を回復するためという理由により撤去されました。


朝鮮総督府庁舎(1994年) 総督府が撤去され興礼門を再建
朝鮮神宮と総督府の写真は武井一氏のHPから転用しました。
1910年頃の興礼門 興礼門(01・11月再建)
1910年頃の景福宮はかなり荒れていた様子が上記の写真からも解ります。


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