従軍慰安婦
吉見義明著(中央大学教授)[滑笏g書店] ¥700
1995年4月発行 ISBN4-00-430384-2
従軍慰安婦はいつから、どこで作られ、日本軍、日本政府はどのように関与したのか、その実態を関係公文書を収集、分析した内容で慰安婦の生活がどんな内容だったのか・・まさに性の奴隷であり悲惨の一語につきる。
かって国会で「従軍慰安婦は民間業者がやったことで軍や国は関係が無かった」旨の発表があり韓国側から批判されたがその時その時の都合の良い歴史の捏造は止めるべきである。問題は日本政府が過去の贖罪に対し真摯に取組んで来なかったことがいまだに強制連行事実関係の議論はまだ続いているのではないでしょうか。
旧ユ−ゴの民族浄化や集団レイプのニュースを聞くにつけ現代でも形を変えて発生する可能性があります、この本の著者が言っている真相究明はよいとしても従軍慰安婦にたいする歴史教育・記念碑の設置・記念館の設置などで再発防止になるかどうかは疑問であると思う。
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