チャリティーウォーク(18km)に参加

2019年10月

 
 第8回チャリティウォーク「県北18」のイベントは毎年日光まで74kmを一泊して歩くのが恒例になっていたが、今年はコロナ禍で縮小して実施された。

 コースは東北本線・西那須野駅から大田原市黒羽庁舎まで旧・東野鉄道の沿線を歩く18kmの距離で私でも参加しやすい条件だったので申し込んだ。

 
 チラシ内容(PDF)参照

 この日の参加者は120名、スタッフ、支援ボランテア50名(後日確認)で私が最高齢であることがわかりビックリした、参加者の前で「ガンバロウ!」と掛け声をかけた以上最後まで歩かなければならないと覚悟した(^.^)/~~~。

出発式 ぽっぽ通り
 歩き始めると直ぐに50年前まで鉄道が走っていた雰囲気が残る「ぽっぽ通り」と呼ばれているウォーキング道路に入った。途中には再建された「乃木神社前」という路線案内や駅舎などがあり当時の面影を残している。

 歩いていると途中で一人歩きの高齢者と一緒になった。この方は後で解かった事だが黒羽に住んでいる77歳の元教育者で、知識豊富でいろいろな話題について歩きながら話し合うことが出来て思い出深いウォーキングになった。

ぽっぽ通りが続き大田原市内へ
 
 時間が経つと気温が上がり汗が滲んできた。ぽっぽ通りが終わるとスーパーマーケットがある場所が「大田原駅跡」だった。光真寺の前を通り市内を抜けた。(出発してから1時間)

蛇尾川橋を渡って左に折れたところで、対岸に東野鉄道の鉄橋跡が見えた。今でも対岸の向こう側には「大田原隧道跡」が見られるそうで興味が湧いたの後で訪れたいと思った。「後日訪ねた大田原隧道跡」


 蛇尾川からは郊外の穀倉地帯になる、道路脇は田圃がありあぜ道には彼岸花が咲いていた。支援スタッフから「ガンバっテ!」との応援や写真など撮ってくれた。

彼岸花の道を歩く 同行者と一緒に
 
 いつも感じることだが、外を歩くことにより今まで気が付かなかった四季の移ろいや歴史を感じたり、発見が多く、また知らない人とのふれあいが生まれる。今日も同じような経験が出来るはずだ。

 
マスクで顔が解からないがこれもコロナ記念の一枚
 
 蛇尾川から1kmほどにあった休憩所のホテルアオキの駐車場に着いたのが10時半だった。ここで冷たいジュースで喉を潤して出発した。(ここは過って「中田原駅」のあった所だが、今はその痕跡は何も残っていない)。

 両側が切り込んだ道路が続いたが鉄道の軌道跡を物語っている。一緒になった若い女性グループの中に韓国名に人がいたのでハングルで声をかけが日韓関係の話しは日本語になってしまった。(韓国語勉強中の成果は出なかった<m(__)m>)

鉄道沿線跡が拡張された道 山栗を拾っている!!

 国際医療福祉大学を過ぎたところで二手に分かれ道を左側に入り500mほどで前方にJA(農協)の精米施設が見えて行き止まりの様子になった。

 ここが「金丸原駅跡」で過っては滑走路を2本備えた陸軍の飛行場だったとスタッフが写真集を見せながら説明されると昔の姿を彷彿させてくれた。

 
行き止まりと思った農協建物  写真集で説明を受けた

 JA(農協)の精米施設の直前で左側に折れて歩いて行くと「道の駅与一の郷」に到着した。テント内で支援スタッフが豚汁のサービスをしてくれた。(おいしい豚汁だった、スタッフに感謝!)

 同行してくれた元教育者のS氏と一緒にコンビニに買ったおむすびと豚汁で昼食と休憩、確か12時ごろに到着した筈でゆっくり休んで13時に出発となった。

豚汁のサービス所 S氏が撮ってくれた

 遠くに八溝山系の美しい山並が連なり、のどかな田園風景が続く中を歩く、50年前に列車が走る風景を想いながら秋景色を楽しんだ。

 道路拡張され舗装された道を黒羽の市街地に入る。「黒羽駅跡」があった辺りはスーパーマーケットなどになっていて鉄路や古き良き駅舎のロマンはまったく感じられない。
 
道の駅から鉄路跡まで戻るため田圃のあぜ道を歩いた
 
那珂川に架かる歩道橋を渡る 
 「黒羽駅跡」だったところから街中に入ると建物や狭い道幅が僅かに黒羽藩時代の面影を残している。ここまで各所の横断歩道でボランティアで事故防止のために誘導してくれていた方々に心より感謝したい。

 14時に最終点の黒羽庁舎に到着、正味5時間で18km・29,000歩で完歩出来た。歩いてみれば、最初の不安もなくなりあと10kmぐらいは歩けるかもしれないと自信が出来た。

 
最終地点では拍手で迎えてくれた  S氏が完歩記念として撮影してくれた

チャリティーウォークに参加して感じたこと

 寄付して参加する人、ボランテアで支援する人、活動を支える人などのが沢山いることを知った。社会課題である生活の困窮に苦しむ人々を助ける活動に向き合った一日になった。参加して少しでも他人を助けるための行動が出来たことに充実感と満足感があった。

 新たな出会いがあり、つながりが持てたことも印象に残った。最後に願わくばこれからの「チャリティウォーク」は県北の20kmの一日コースを設定出来なか、また体力増進が課題の中高年の参加をもっと増やせたら支援の輪も広がるのではと思った。

スタッフ、ボランティア、参加者との記念写真
 
事前準備や現地で支援していただいた全ての皆様、本当にありがとうございました。




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